前回の
マキトの記事はこちら↓
マキトは中1の始め、
いじめになりそうなところから
逃れ転校しました。
転校先でも
同じクラスの男子2人が
初めは面倒を見てくれていたのに
後に手のひらを返したようになり
大変な目にあったマキト。
さらに、
担任の先生から
「2人と仲良くしなさい」と言われ、
追い詰められてしまいました。
(仲良くすることを
先生に強制されたという事実は
数年後に聞きました)
旦那の勧めで
学校を休み
もとの土地に戻りましたが
新年度からは
別の中学に通うことになりました。
もともと通っていた中学には
友達もいたので
そこに
戻りたかったのですが、
学区外から通っていたため、
一度転校をしてしまうと
学区内の中学にしか
通えないということでした
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中2は壮絶。
不安定、ネットゲームでの昼夜逆転、不登校。
入りたての頃は
面倒見のよい子達が
すぐに友達になってくれました。
うちにも遊びに来たりして
なんか大丈夫そうだな、
と安心した時もありました。
しかし、
そのグループをきっかけに
オンラインゲームにはまりました。
そして
昼夜逆転生活が始まりました。
ネットゲームでは
役割が与えられて
その役割を全うするまでは
やめられない、
ということでした。

一度
タブレットを没収したら
ものすごく怒って
大変なことに。
もともと温厚な性格なのですが、
その時は人が変わったようになりました。
クミをなぐりそうになったので
私がかばった時
頭を蹴られました。
もともと運動神経が悪かったのが幸いしたのか
大事には至りませんでした。
また
旦那もたまりかねて
タブレットを壊しました。
それでも懲りず
中古のデバイスを使い
ゲームをする始末。
没収や破壊は
何の解決にもならないことを
学びました。
マキトの心を
変える以外には
方法はなく
それには
ものすごく時間がかかりました…。
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マキトが
高校生になった時に
話してくれたこと。
マキトはこの時、
ゲームをしたくて遊んでいたわけではなかったようです。
仲良くなったグループに
居続けるためには
ある「役割」を
果たさないといけなくて
ゲームをしていても
全然楽しくなかったということです。
しくみはよく分かりませんが、
皆がゲームを辞めても
見張っていないといけなくて
ゲームを終わらせることができないと
言っていました。
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ゲーム機で遊んでいた頃は
ゲーム機のスイッチをOFFにして
各自の家に帰れば
ゲーム終わり、で済ませることができました。

しかし
オンラインゲームは
そうはいきません。
各自の家にいても
皆つながることができます。
おそらく
最初は楽しくても
「自分は本当にこのゲームを楽しんでいるのだろうか?」と
疑問に思う瞬間があると思います。
この年の12月に
道山ケイ先生の
不登校解決セミナーに参加するのですが、
そこで
「子どものやっている遊びに興味を持ちましょう」
とおっしゃっていました。
このセミナーを受けた時はまだ、
上に書いた息子の本当の気持ち、
つまり
義務でゲームをやっていた
辞めたくても辞められなかった
ということは
知りませんでした。
私がゲームのしくみを
理解していれば、
まだ中2だったので
何か言えたかもしれません。
このゲームの役割を果たしていたことで
昼夜逆転したのが
結局不登校を招きました。
生活のリズムだけは
ほんとに最後の砦でした
私はすでに
暴力を振るわれたことで
怖くなり、
口出しすることは
ほとんどなくなりました。
もう止められるのは
旦那しかいませんでした。
旦那は必死に
マキトが昼夜逆転しないよう
叱り続け、どなり続けていました。
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今振り返ると、
口出ししないのもダメだし、
叱り続けるのもダメだと思います。
ゲームの内容について
その時の気持ちについて
時間をかけて真剣に話し合うべきだったと
今は思います。
その時点で
マキトの心に響くかどうかは
分かりませんが…
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ゲーム依存だと決めつけて
「ゲームばかりするな!!」
と頭ごなしに起こるのではなく、
もしかしたら事情があるかも?
と思って子どもの立場になって
考えてみて
もっともっと踏み込まなければいけない瞬間だったのだと
思います。