能は日本最古の演劇で、登場人物たちのうち主役は面をかぶっており、謡いの合唱する地謡と笛や大鼓小鼓などを演奏するはやしからなる音楽に合わせて舞台の上で演者が舞う、一種の仮面劇である。演者はシテ方ワキ方狂言方はやし方に分かれている。
狂言は、能の出し物の合間で演じられているうちに独立した喜劇である。現在、狂言は能舞台で演じられるので、背景や舞台装置なども同じであるが、笛や大鼓小鼓などの音楽は使われない。狂言は演者自が独特のセリフを回して語り、動作も一定の型はあるもののリアルである点などは、能ときわめて対照的である。
能
舞台を室外に設け、夕方
、暗くなり出してから、四方
に薪を燃やして明かりとし、幽玄
に舞う薪能は独特の風情があり、その演出効果
は絶大である。最近
は外人ファンも多くなっており、エキゾチックな情緒を、充分に味わうことができる。
