私が脳出血になった日
のこと①の続きです




はじめまして^ ^
脳出血からもうすぐ10年のマキです


彼の家で1人きりの時に倒れてしまい、
救急車も呼べず意識がなくなった私。

初めて読んでくださる方はこちらから↓

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次に気が付いたのは
母が彼の家に着いた時の音でした。


意識がなくなってからどのくらいの時間が過ぎていたのか、時間の感覚がなくてよくわかりませんでしたが、


母は私との電話を切った後すぐに

有楽町から中野まで駆けつけて、
彼の家のマンションのオートロックも
ちょうど出てくる人がいて入れ違いに入り(らしい)
部屋自体の玄関の鍵も開けっ放しになっていたので、


きっと1時間以内位だったのかなぁ。



母は倒れている私を見て、
「大丈夫⁉︎」とかなんとか呼びかけて来たけど、


その時の私はというと、

目を開けるとか返事をするとか体を動かすとか、そういった反応めいたことは
一切できなくなっていました。



ただ母が来てくれたという音だけが聞こえて、心の中で

「お母さん来てくれてよかった。これで救急車呼んでもらえる」


とホッとした気持ちだけ覚えています。



後から聞いた話によると、

母がすぐ救急車を呼び、
救急隊員の方が来てくれても、外傷がなさそうだけどとにかく意識がなくて、意識レベルが低い、
母との電話では、体の痛みについて訴えはなく、とにかく体がなんか変と言っていたことしかわからない



そんな状態で救急病院へ搬送されて、


病院に着いても最初原因不明の意識不明で
全身レントゲンを撮ったりしたらしいです。




次に私が覚えてるのは、


突然吐いてしまった瞬間。

あ、私吐いちゃった。という意識と
誰かが「吐いちゃったー」と言った言葉が聞こえたことだけ。


意識が戻ったのはほんの一瞬でした。



どうやらそれは病院での出来事だったようで、私が吐いたことで
「意識不明の原因はもしかして脳?」となり、


脳のCTを撮影した結果

左脳の皮質下に約5cmの出血が見つかり、
脳を圧迫していてこのままだと命の危険性があるということで、

すぐに手術することに。


と言っても
世の中はゴールデンウィーク真っ只中。

病院のスタッフも数少なく、集まり次第手術、ということになり
実際手術が開始されたのは夜の23時頃から、
出血で圧迫された脳圧を下げる緊急減圧開頭手術が始まったそうです。


こんな風に10年前に
私は脳出血になりました。


お読みくださりありがとうございます
マキ