前回、2016年3月31日から30日後の、4月30日現在のインド菩提樹の様子です。
暖かくなってきたので、本日、剪定を行い、剪定枝をさし穂として、新たにさし木を行いました。
断幹苗
2016年3月31日撮影 2016年4月30日撮影 2016年4月30日撮影
3月31日から30日後の4月30日には、葉はさらに脱落してしまいました。
一方、4月になると枝の尖端からは新葉が出てきました。
3月までは、この断幹苗は、各枝を太らせるために、今春の剪定は見合わせようと考えていました。
しかし、このまま枝を伸ばして各枝の直径を太くしても、来春には剪定してしまうわけです。
それを考えると、今春に剪定して、新たな新梢の発生を促した方が、枝数も増える可能性もあります。そこで、本日、枝3本とも、下部から剪定してしまいました。
枝剪定の様子 枝3本とも剪定しました。
新梢は発生するでしょうか。少々不安ではあります。
さし木苗
2016年3月31日撮影 2016年4月30日撮影 2016年4月30日撮影
さし木苗のほうは、3月末時点で、全ての葉が脱落していました。4月になり各枝の先端から新葉が出てきています。
こちらは、6本の枝が出ているのですが、徒長している1本を剪定することにより、他の枝を伸ばしてやることができるのではないかと考え、徒長した枝1本のみを剪定しました。
この6本が順調に伸びてくれれば、だいぶ盆栽風になるのですが。
昨年は、6月時点で9本あった新梢が、11月時点では7本になっていました。
ですから、現在ある6本も今秋頃には何本かは枯死するのではないかとも予想されます。
いずれにしても、徒長した1本を剪定することで、残された6本が少しでも成長してくれれば嬉しい限りです。
剪定の様子。 枝1本のみの剪定です。
残った枝がすべて成長してくれればいいのですが。
さし木(2015年実施)
2016年3月31日撮影 2016年4月30日撮影
こちらは、昨年春に行ったさし木から出来た苗3つです。
これはまだ小さいこともあり、今春は剪定せず、このままの状態で管理することにしました。
今秋あるいは翌春に剪定する予定です。
さし木(2016年4月30日実施)
今回剪定した剪定枝をさし穂として、さし木を行いました。
水揚げ状況 葉を半分切除
剪定した枝の基部をカッターナイフで斜め切りしてから、切り口を水に入れて、水揚げさせます。時間は10分程度です。
次に、葉からの蒸散を抑制するため、ハサミで葉を半分に切除します。
今回は、葉といってもすでに黄色に変色しかけているので、あまり意味のない作業だったかもしれませんが、一応やってみました。
こうして水揚げと葉の切除を完了したら、後は鹿沼土を入れた鉢に割り箸などで縦穴を開けて、その穴に、静かにさし穂を入れて周囲の鹿沼土を軽く押さえて完了です。
最後に、充分に散水して、日陰で管理します。
1つの鉢にさし穂を2本づつさし木しました。
側面から
斜め上から
昨年のさし木は、一旦、葉がすべて枯死しましたが、11月にはすべてちゃんと苗になっていました。今年はどうなるでしょうか。楽しみです。