オーストリア パンの旅 vol.4~リエンツにて~ | 南フランスの田舎パン アヴェロンのブログ

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ヨーロッパの伝統パンにすっかり魂を抜かれてしまったパン屋の店主によるブログです

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パンの世界に入るきっかけになったマリア・ルカウ村に行きたかったので、リエンツまで行ってみました。
リエンツの近くであることは分かっていて、かなり詳しい地図を買って調べましたが、結局たどり着けず、リエンツをうろうろすることになりました。

95年8月3日
ホテルでシャワーを浴びて日記を書いていると、ホッとする。
ここはテレビもラジオもなく、電球の灯りも薄暗く、ときおりバイクや車の音がするだけである。
旅を重ねると焦ることも少なくなり、落ち着いて旅ができるようになるものだ。
リエンツに行くことを決めるまで、本当に迷ってしまった。
リエンツへの汽車の本数が、非常に少ないのだ。
案の定、直通が出たばかりで、2回も乗り継いで4時前に着いた。
半日も汽車に乗っていたが、案外汽車からぼうっと外を眺めているのもいいものだ。
サンドウィッチ2個。1個は肉がはいってるやつ、もう1個はチーズが入っているのをパクつき、ミネラルウォーターをちびちび飲んだ。
結構腹いっぱいになった。
汽車が進むにつれ、山の谷間をぬうように走る。
かなり古いガストハウスに泊まることにした。
リエンツは小さな村である。
カフェでフルーツパフェを食べて、ハガキも書き、ブラブラした。
随分気持ちもリラックスしている。
夕飯はガストハウスで食べることにして、メニュー(定食)を頼んだ。
ハンガリー風のシチュー・マカロニ付き、そして大量のレタスサラダ、そしてGosser(ビール)。
もうお腹いっぱいだ。

グラーツでの宿泊代          1290シリング
アップルジュース              26シリング
サンドウィッチとミネラルウォーター  69シリング
汽車チケット               456シリング
フルーツパフェ              60シリング
夕食代                  150シリング
絵葉書                   20シリング