舞台の初日、袖でスタンバイをして俺は出来ると自分に言い聞かせスタッフさんの「本番まで○分前です」という声に鼓動が早くなるのは初舞台から昨日まで変わらず
袖にいると聞こえてくる皆様の御歓談している声は、さらに鼓動を早く強くさせる。
僕達は毎日自分達の楽曲のリハーサルを本番前に必ず行うのですが、当然そこにいるのは演出家や僕達をカッコよく見せてくれる音響、証明、映像、舞台監督のスタッフ陣。
誰一人としてお客さんなどいるわけもなく当然歓声などあるわけもなし。
ですが、本番直前の袖に立つと聞こえてくる皆様の声。
スタンバイしている時、僕達からは皆様の姿は見えませんから想像するのです。
今日は何回目だろうか。
誰の話をしてるんだろうか。
推し松の写真ゲット出来たのか。
初めての方は受け入れてくれるだろうか。
楽しんでくれるだろうか。
成功させたいと思えば思う程「緊張」というものは強くなるのですね。
暗転になり、いよいよ本番。
仲間達と熱い握手を交わしステージへ立つといつも温かい皆様がいる。
今回舞台に立って改めて思ったことなのですがやはり毎公演終えると体力、喉の調子全ては引き算されていくのですが皆様の前に立つと不思議とそれが足し算に変わっていくのですね。
幸せを届けるはずの僕達が毎回皆様から幸せと元気の源を頂いていました。
ですから、声を出して盛り上げてくれた事や、本編からライブまで楽しんでくれた事、始まりから終わりまで支えて頂いた事、皆様の全てに感謝致します。
何度も千秋楽というモノを経験してきたのですが、良い意味で全く悲しくありません。
これが「おそ松さん」という作品なんでしょうね。
始まりから終わりまでただ楽しい。
おそ松さんらしくて僕は好きです。
劇場には来れず、千秋楽のライブビューイングを観に来てくれた皆様も有難う。
F6ですから全国の映画館に瞬間移動してサプライズする事も可能だったのですが、他のシーンもしっかり見て頂きたいと思い今回は登場せず。
終わった今データフォルダを見返すと赤やら青やら黄色やら…色鮮やかな写真で溢れかえっている。
情報解禁をお待ちください。
もしかしたら何か。
ふふ。
ここまで。
最後になりますが前回は千秋楽のブログで我が弟達にメッセージを書いたのですが今回も彼らに対しての愛は変わりませんのであえて割愛します。
ただ一言、ありがとう。
全ての公演に、サティスファクション。
井澤勇貴