エイベットを応援してくださっているみなさまへ。
エイベット代表理事を務めさせていただいております、獣医師の橋本知也です。
『ずっとのおうち』活動を主に担当してくれている杉田から、「年明け3日間の挨拶をお願いします。」と言われていたのを今思い出しました♪
えらいこっちゃ！
私は「書斎」なんていうかっこいい場所を持ち合わせておりません。
動物診療所でも「所長室」なんてかっこいい場所はありません。
レントゲン室に小っちゃいテーブルが1個あるだけです。
自宅のダイニングテーブルの片隅が私の居場所。
ここで本を読んだり、PCしたりしています。
熟考したいときは・・・、やはりトイレでしょう♪
ただ今、3人の小っちゃい子供たちが傍らにおり、正月だなんだと関係なく、いつも通りはしゃいでおります。
本日から3日間、この場にご挨拶の文章を用意させていただきたいと思います。
考えながら・・・書きます。では、始めます。
新年が明けました。 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本年も、揺るぎない信念を持ち続け、日々精進してまいります。
私のモットーの1つに、『私の身体はやがては勝手に死ぬんだけど、そのときまで、がんばって生きる』があります。
（モットーが78個もあるので大変ですけど・・・。）
昨年の2月25日に、私の父親が脳出血2か所で倒れ、長期入院リハビリ生活を余儀なくされています。
私が26歳のときには、一番の親友が急逝しました。
現在私は44歳。
自分の周りでこのようなことが生じると、いつも、上のモットーを意識させられるものです。
また、私は大阪府立大学農学部獣医学科で獣医学を学ばせていただきました。
当時の金額で、毎月4万円ほどで、高度でお金のかかる授業を受けさせてもらえました。
で、今の私があります。
大阪府民の先輩方が納めていただいた税金のおかげで育てても らったのです。
その方々への恩返し、そして、次世代を担ってくれる子供たちのためにも、残された時間を使命感を持って生きていこうとがんばります。
人間ですから、少々自分勝手なところもあってもしかたなし・・・とも思いますけど。
って、あいだみつをさんのカレンダーにも書いてました。
ご存じの方々もいらっしゃると思いますが、私、話すときも、書くときも、話の枝が多すぎて、どこに行ってるのか分からなくなる性質がございます。
そこで今回は、賢く、賢く、進めてみようと試みようと試みます。
3日間ありますので、話を3部に分けてみます。
1日目・・・そもそ もエイベットの信念（活動理念）とは？ 改めて申す～♪
2日目・・・これまでの活動の成果は？ ちゃんとやってるの？
3日目・・・今後の展望は？ ちゃんと考えてんの？ マニュフェスト出せ～！
乾燥肌対策で、顔と手足に白色ワセリンを塗り終えました。
加湿器のスイッチをオンにしました。
みなさんも乾燥対策つまり、感染症対策をされてますか？ ぜひやっておいてくださいませ。
さて、それでは、お雑煮をいただきながら、1日目の内容へと入っていきましょう。
『エイベットの使命』＝『かわいそうな動物をゼロにする』
「かわいそう」という表現は、主観的です。
ある人が動物の世話をしていて、その人ができる限りのかわいがり方をしていても、別の人から見れば「かわいそう」。
こんなことは星の数だけ生じます。
いや、いきなり詩的な表現を無理に使わなくてもいいところだな。
「人の数」だけ生じます。
上にも書きましたが、この世に生を受けた者は、やがては自然にそれを終えていくもの。
なので、私の考える「かわいそう」とは、「その生を全うできないこと」と捉えます。
つまりは、『殺処分という行いをゼロにする』ということになります。
エイベ ットが2010年にこれを掲げて10年目を迎えました。
数年前には、時の環境大臣が『殺処分をゼロにする』と公言。
このときは、セクシーさは無かった♪
セクシーでもなんでもいいから、もっと、国民にインパクトをもって、発信し続けてほしいところ。
そして、昨年の夏には、大阪府知事の吉村さんも、それを公言しました。
では、それを実現するための具体的な方法とは？
国や地方自治体は、そりゃあたくさんの国民、市民を預かるところですから、1つの具体策を打ち出し、根回しなどするのに、大変な時間がかかることでしょう。
容易に想像できます。
なので、私は一市民の立 場で、スピード感をもって、策を打ち出しつづける。
一般社団法人エイベットという非営利組織が打ち出す3本柱は、
① 『TNR』活動を推進する。
★地域動物（猫や犬やウサギなど）の不妊手術を安全に、安価で提供する仕組みをつくる。
TNR全国行脚。
殺処分の現実はほとんどが仔猫である、という事実。
② 『ずっとのおうち』活動を推進する。 → エイベットHP。譲渡会。
③ 関わってくださる人々へ啓蒙や教育をおこなう。 → エイベットHPコンテンツ。メディア。勉強会。
① 『TNR』活動を推進する。
現在殺処分されているほとんどが仔猫たちである。
じゃあ、殺処分をゼロに近づけるには、生まれてくる仔猫の数を減らすことが一番早い、ということになる。
眼の前にいる野良猫たちを殺処分すればいいんじゃないか？ → NO。
隣の地域から猫が引っ越してきて、繁殖して、1年で数十頭になってしまう。
野良猫たちに餌ヤリするのをやめさせればいいんじゃないか？ → NO。
自然に湧いてくる「人情」ってもんを抑制させるのは不可能。
現に各地方自治体が条例を出しても失敗に終わっている。
不妊手術をして、その証を耳に残したうえで、世話をしてあげる。
そうすれば、近隣の人たちとも折り合いがつきやすくなるだろう。
でもその活動に協力してくれる獣医師が近くにいないんだよね～。 → YES。
この問題、みなさんには理解しがたいことだと思いますが。
実は、意外にも理由があるのです。
『安価で』・『命を安全に』・『手術に携わる人が安全に』
この3つを満たすような手術の方法を知る獣医師が少ないのが現状なのです。
そうだ！
ここんところを掘り下げてみたくなりました。
「あなたの長 い文章は眠たいので、避けてください。」
ともスタッフに言われているので、続きは明日にさせてもらいましょう。
別に3日間できっちり終わる必要もないしね。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年始の楽しいときにも関わらず、最後までお読みいただいた方々へ。
みなさんとその周りの心ある方々に、たくさんの幸せと豊かさがやってきて、それが続くことを心から願います。
令和二年 一月一日
一般社団法人エイベット 代表理事
天美動物診療所 所長
橋本知也
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☆年末年始休業のお知らせ☆
誠に勝手ながら、エイベット・天美動物診療所は、年末年始休業日を以下の期間とさせていただきます。
2019年12月29日（日）～2020年１月５日（日）
（エイベットは土曜日が定休日のため、12月28日（土）からお休みをいただきます。）
どうぞよろしくお願いいたします。
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＊ずっとのおうち活動につきましては、全て代理募集となっております。 保護主さんと里親さんのご縁を繋ぐのが、エイベットの役割です。 ＊エイベットには、動物をお預かりする施設やシェルターはありません。
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