戦後の日本で、英国と太いパイプを持つ、とされる吉田茂氏が、日本復興に於いて重要な役割を果たした事は、やはり相当な意味があった、と考えられます。
日本の官公庁システムは、とても優秀なので、アメリカの名門大学で学び、プラグマティック
(プラクティカル)な能力を身につけたエリート層は、今後も確実に必要です。
一方、英国で研鑽を積み、「世界のルール作り」に対応出来る人材を、継続的に育成、重用していく事も、これから重要になってくる、と考えられます。
今年のロンドン五輪でも感じましたが、英国には底力があり、
「変化への柔軟な対応力」があります。スポーツでも、テニス、ゴルフ、ラグビー、など、英国発祥、とされる競技は、世界的に浸透し、スポーツや文化面を通して、広汎な影響力を保っています。 
金融面等でも、共通する部分があると考えられます。

英国の、真の上流階級のスポーツである、クリケットはともかくとして(クリケットの世界的人気は、インド映画「スラムドッグ$ミリオネア」などでも理解出来ますし、オーストラリアなどでも全国中継され、高い人気を誇っています)、日本では、テニスやゴルフ、ラグビーなどが盛んでもあります。
英国の「Gentlemen」、「アッパー・ミドル・クラス」の層と、分を弁えて、日本が連携恊働していく姿勢を保つ事は、今後の日本に於いて、必要な要素、となる、と考えられます。
先月、アメリカのマスコミによる、世界の大学の格付けが発表され
ました。アメリカ東部の名門大学は勿論ですが、英国の大学(いわ
ゆるオックスブリッジ)も、堅実にベスト20にランクインしてい
ます。

日本が、本格的に「世界のルール作り」に参画したいならば、英国
への積極的な留学を、様々に推奨していくべきではないでしょうか
。実際、中国は、アメリカと同程度以上に、英国への留学に、力を
入れています。ヨーロッパの有識者の集いなどでは、いまだに「K
ING’S ENGLISH」をマスターしていることが、一つの
ステータスになっていますし、アメリカは、時代の節目節目で、英
国と連携してきています。

海洋国家として発達した「イギリス文化圏」は、インドやカナダ、
オーストラリアなど広範囲に及んでいます。
日本がこれからの世界で、他国に伍していく為には、英国に対して
も、常に配慮、連携していく必要がある、と考えます。
私の個人的友人である、中林美恵子氏(衆議院議員)の出版パーティーでの写真(彼女のかっての上司が、私の家族)。
全くニュートラルで、不偏不党の立場で個人的に参加したのですが、中林氏は、「日経ウーマン・オブ・ジ・イヤー」に選出された事もあり、アメリカ連邦議会の中枢で、国家公務員として10年以上勤務していた経験があります。
(パーティーでは、現職国会議員の方のスピーチや、ブッシュ大統領就任パーティーの際の映像も流れていました。)
 「グローバル・スタンダートを真に体得している逸材」として、 個人的立場で、彼女の今後の活躍をお祈り申し上げます。
$GEN°   ~THE PLAYER 匠~