先日、娘がベランダで盛大に多肉棚を崩しました。
実生グラキリスの小苗が6、7鉢倒れ怒り心頭だったのですが、何よりひやっとしたのは、そこにアガベの「吉祥天」があったこと。
多肉棚の向こうに置いてあるアサガオに水をやろうとしたとのこと。
普段水やりなんかしないくせに...
多肉棚につまずき、顔からこの子に突っ込んだら...と思うと、手放さないわけにはいきません。
これまで6年間半大切に育ててきましたが、ジモティーにて手放すことにしました。
幸いジモティーにアップした直後に購入希望の方がお見えになり、先ほど譲ってきました。
我が家の御神木的な存在だったので、今日手放した日のことは忘れないでしょう。
今回はこの子との思い出について簡単に振り返ろうと思います。
出会いは今から8年前の2016年。当時よく行っていた春日井市で有名なサボテン農家「後藤サボテン」さんで初対面。
上の写真は、我が家に来た子の親株です。
ロゼッタ状に広がる葉の形が美しく、色合いも佇まいも完璧な姿に見惚れました。
別日に再来し、たまたま子株が売っていました。もちろん即購入。
2018年の3月でした。多肉棚を崩壊させた娘が1歳になる少し前ですね。
娘とともにすくすく成長し、6年が経過。気づけば鉢も4つ目。
今年の3月に植え替えたときの様子です。左の鉢から右の鉢へ移しました。初めて子株も取れました。
この時はまだ株に対して、鉢の方が大きく感じましたが
鉢のサイズアップをしてからの成長が凄まじく、夏の猛暑にも負けず、ぐんぐん成長しました。
さらに半年経ち...
鉢を覆い隠すかの如く大きく成長しました。
直径は50cmほどになり、葉の形も、だいぶ親株に近づいてきました。
この子の成長を見守っていたかったのですが、いよいよ手放すときが来ました。
ジモティーで先ほど購入していただいた方と会ってきました。
とても立派な株だと言ってくました。とても喜んでいただき、この子を笑顔で見つめる表情から、とても植物好きであることが伺えました。
その方、これまでの出品リストに地植えの特大アガベが載っていました。
これまでアガベを育てた経験のある方でした。
きっと我が家のマンションのベランダよりも、良い環境に置かれることと思います。
そう考えると、この子にとっても良かったのかなと思います。
この子の分身である子株が1つ、我が家にあります。いつか再び御神木になる日が来るよう、大切に育てたいと思います。
きっと今ある子株が今日手放した子と同じ大きさになる頃には、我が家の子ども2人もこの家を出る頃かと思います。
そうしたら何も心配はいらないので、たとえどんなに大きくなろうと、我が家でずっと見守り続けます。
これまでありがとう。新しい家族のもとで、元気に生きてね。