みゆきさんは清少納言が好き❣️⁉️たぶん

というエピソードです。


5/26放送「光る君へ」から

枕草子はたった1人の姫君の為に書かれた❣️


https://artexhibition.jp/topics/news/20240525-AEJ2067706/


父の死と兄の失脚で、後ろ盾を失って、

取り巻きたちは次々と中宮定子を

見限っていきました😢そんな中、最後まで

見捨てることなく定子を励まし

支え続けたのが、清少納言でした🥰


捨てる捨てられるがテーマの夜会

「橋の下のアルカディア」で

枕草子「虫は」↓が引き歌されていました。

『みのむし、いとあはれなり。

鬼の生みたりければ、親に似て

これも恐ろしき心あらむとて、

親のあやしき衣ひき着せて、

「今、秋風吹かむをりぞ来むとする。

待てよ。」と言ひおきて、

逃げて去にけるも知らず、

風の音を聞き知りて、

八月ばかりになれば、

「ちちよ、ちちよ」とはかなげに鳴く、

いみじうあはれなり。…』


橋の下アルカディア「みのむし」


・サブタイトルが「鬼の捨て子」

・すあまは人身と同じ衣を着せられる

・捨てられる ・父よ父よと泣く



蓑虫の雌は生涯、蓑から出ることなく、

子を産むと役目を終えて死んでいきます。

中宮定子もまた、御子を産んで亡くなりました。

父を失い、時の権力から捨てられた定子。

「いみじゅうあはれ」にはその暗喩が

あったのかもしれません。


「あはれ」には、かわいそう、美しい、繊細、

しみじみと心動かされるなどの意味があります。

現代のニュアンスを言うなら

心動かされ胸がキューンとなる感じでしょうか。

清少納言は自分の中宮定子に対する思いを

ここに、込めたのかもしれません。

(みゆきさんもそれを感じ取った??)


なお、秋には「飽き」が掛けられるため、

秋(8月は陰暦では秋)に帰るから待て

というのは、もう帰らないことを示唆しています。


みゆきさんが、夜会

「花の色は移りにけりないたづらに

わが身世にふるながめせしまに」の

モチーフにした雨月物語も、宮木の夫は

秋には帰ると言ったきり、

帰って来ませんでした。



清少納言はたった一人の姫君のために

随筆をしたため、愛する姫君に最後まで寄り添い

あれだけの才能がありながら、

その後、公の場に出ることなく、

行方知れずとなりました。


同夜会の最後にみゆきさんが歌った「夜曲」

のように、清少納言は、たったひとりの人の

ためだけに歌い続けたかったのでしょう。



真田幸村、大石内蔵助、杉原千畝や

永遠のニシパ松浦武四郎、そして清少納言

みゆきさんは権威や権力におもねったり

風向きをみて心変わり〝しない〟人が

ことさらお好きのようです💕💕💕


以前「橋の下のアルカディア」について

書いたものです↓

https://ameblo.jp/ave-blo/entry-12541577679.html


追伸

6/9「光る君へ」の定子と清少納言のやりとりも

いみじゅうあはれ でありました。