中島みゆき展を

ネタバレなしの初見で楽しみたい方は

以降、閲覧注意です👀





中島みゆき展⑵は、

みゆきさんのライフワーク 夜会から


なんと❣️夜会の舞台美術担当の

堀尾さんによる舞台模型や

リトル・トーキョーの杏奴の

存命時と落命時、2点の

バッスルドレスも展示されている😍

 

夜会を実現できたのは、
瀬尾一三師匠によるところが大!
その通りだと思う。
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師匠は、祖父の映画館に
子供の頃から入りびたっていた。
みゆきさんが作った音に

映像を頭の中に描いて編曲する。

夜会の様々なイメージに合わせて
〝思い〟をくんで、自在に編曲できるのは

師匠以外にはいなかったのだと思う。
 

夜会だけに、会場の照明は落とされ、

パネルなどの展示物を輝かせる演出

天井からは、みゆきさんの思いを、夜会という
形にするために支援した方々のコメント

本人を含めて
生む苦しさはすごかったですね。
前例がないんで、
〝あれみたい〟にという話ができたい。
口角泡を飛ばす状態で
一触即発という状態でした(笑)
    ~瀬尾一三(音楽監督)
 
みゆきさんの場合は、動きにくいとか、
そうゆう気になることがあると、
歌にも響くじゃないですか。
ですから、
幕が開いても、ハラハラしてみています。
   ~鈴木紀男(衣装デザイン)  
「夜会」の公演を重ねるたびに、
毎回様々な中島みゆきが出てきて、
引きずられていくわけですよ、我々がね。
でも、彼女の中に隠れたいたものが、
どんどん出てくれればいいなと思います。
    ~竹中良一(制作)
 
歌の深いところから湧きあがる感性が
その場所を見つけます。
「あ、、そこで歌うのか」っていうような
場所を見つけ出すんです。
    ~堀尾幸男(舞台美術)

輝くパネル群
通常のポスターは周囲の光が反射してしまい、
撮影に難儀することが多いが、
ポスターが光を放ってくれているので
その心配はない。せっかくなので
1枚1枚、写真に収めることにした。


「橋の下のアルカディア」の登場場面
エアメール柄の紙袋とザルが

物語のクライマックスを暗示している。
※緑の手紙、ゼロ戦
 ざるは、水の底から掬う(救う)意

 

「海嘯」

復讐するは我にあり

人より長く生きるものが陪審

復讐を諦め、生まれくる命を助けた

その命が自分であったという暗示

 

「2/2」 茉莉と莉花は二隻の舟 

ずっと妹のそばで見守っていた姉

ラストは、with から As one へ

※これは、みゆきさんが今、我々に強く求め

願っていることでもあるように思う。

 As one についてはこちら↓

https://ameblo.jp/ave-blo/entry-12793384669.html

 



「金環蝕」 泣かないでアマテラス 泣かないで

泣かないで 泣かないで 泣いて終わらないで

 

貴重な舞台模型 モーターで動くものもあり



 

 

 

部屋が暗いので、アクリルケースに光が

反射してわかりにくいが
「夜曲」を歌いながら月に向って

登っていくみゆきさん

 

大きな月にしてほしいとのみゆきさんの要望に

舞台いっぱいの満月を提示したのに、

みゆきさんは言った。もっと大きく‼️

それで、あのような月になった。

 

 

 

 


 

 


 みゆきワンコ

 


 

 

 

 


 



部屋の奥のスクリーンに映し出される夜会のシーン






衣装の写真は撮影禁止なのだが、
模型のアクリルケースに

映り込んでしまったものは仕方ない(笑)

(心もまた良きものを映したい。心月なのだから、)


「リトル・トーキョー」

杏奴のバッスルドレス生前のもの

近くで観るとわかるが、白装束には

キラキラがたくさん縫い込まれていた。

氷のカケラか、魂が綺麗な人は光ってるからか

またはその両方か

 

みゆきさんへの思いをしたためるコーナー

付箋に書いて

枝に貼り付ける。初日↓

「こんな時代に生まれて来てくれて

 ありがとうございます。」

4/28↑


展示のラストは、みゆきさんの言葉の森
みゆきさんの言霊がそよそよと揺れている。


鳥は進化したのに、人は欲の轍に轍を重ね…

ただ恐くて逃げました。私の敵は私

自分の弱さと闘おうとしている人っていいな。

 

ふり返れ 歩き出せ 悔むだけでは変わらない。
PDCAサイクルを回して、

〝まし〟にしていくのが仕事であり人生
なのに、過ちをなかったことにして、
悔むことすらしない人々が

この世界を牛耳っている!?

たとえ、忘れられたとしても、
あなたがたが私たちの生活を
支えてくれた存在であることは
紛れもない事実です。
なのに人は空ばかり見ている。

どうして善い人がまだ泣いているの

 

締めは「誕生」



みゆきさんの歌に包まれ、文字に包まれ、
入ったときとは何かが違う自分になった気がした。

 


<おまけ>
1階売店の様子です。

受注生産限定100台のオルゴールは
「地上の星」「ファイト」「時代」「糸」の4種類

 

受注生産限定50台のポータブルプレイヤーは、

3日目で完売🙇‍♀️

ターンテーブルには

結果オーライのみゆきさんのシルエット

展示品のケースふた部分には、

「世界が違って見える日」と

英文で書かれているけれど、


実商品にはつかないらしい。

 どんなコミュニケーションエラーが

あったのだろうか? それとも

「世界が違って見える日」のアナログレコードとの抱き合わせ販売を考えていたのだろうか(笑)


スライド缶はタブレット菓子がついて1000円

お高めだが、地方のファン友へのお土産に

よいかなと、いくつか買い求めてみた。

クッション、マグカップ、フェイスタオル

合わせ鏡 四角は「世界が違って見える日」、

丸形は「歌旅」のシルエット


受注生産のお届けはオルゴール9月、

プレイヤーは11月を予定しているそうだ。

 銀龍シルエットのマグカップ

後は結果オーライと今回の展示会のロゴ

せっかくの地元開催なので、私にしては

珍しく、いろいろ買ってみた。

四角型合わせ鏡のシルエットが斜めでないのが

少し気になる。やや伏せ気味のみゆきさんと

風を感じる風船がいいのに‼️

これでは風呂上がりに腰に手を当て、

フルーツ牛乳を飲むかの如くなイメージに

なってしまう,。


(口うるさくてすみません🙇‍♀️でもみゆきさんと

一緒に仕事したことのある方から言伝に聞いた

話によれば、みゆきさんはこと、

外に出すものについては

そうとう口うるさいと聞いています😅

プロ意識の高さのなせるわざですね。)


こちらがシルエットの大元





公式サイトのグッズ紹介はこちら↓



ミュージアムがあるサクラタウン内の
書店ダヴィンチストアでもコラボ企画

みゆきさんのDVDやCDが

所狭しと並べられていた。




チケット提示サービスは

割引だったり、

ノベルティプレゼントだったり、

 




チケットは再入場可だったので、昼は、

甚五郎という「蕎麦屋」で、

たぬきうどんではなく(笑)、蕎麦を頂いた。

 

 

土日祝日、本棚劇場で、展示会を

ビジュアライズ、「時代」が流れるそうだ。

チケットは別料金だが、

様々な本がテーマごとに並んでいて
本好きにはたまらない空間となっている。

本棚劇場は何度も言っているのと、

ここに行くとここにある本たちに

夢中になってしまうので😅今回はいかなかった。


何度も足を運べない方は、料金は別ですが

ぜひ見てみてください。

いろんな本や展示が楽しめます。




中島みゆき展の様子は、以上です。
ファン歴がさほど長いわけではないから

なのかもしれませんが、

懐かしいと思うことは一つもありませんでした。
田家さんも書いていたように
みゆきさんの歌は懐メロにならない。
何時の時代のみゆきさんも新しく感じます。

新しいけど、太古より大切にされて来た

普遍的な価値から、全くブレない。

つくづくすごいお人だなぁと思います。 



会期:2024年4月20日(土)~2024年6月23日(日) 

会場:角川武蔵野ミュージアム5階 武蔵野ギャラリー

営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで) 

休館日:毎週火曜日

4月30日(火)は臨時開館

※火曜日が祝日の場合は開館 

主催:角川武蔵野ミュージアム

 

・当日窓口購入 

一般(大学生以上):2,000円

中高生:1,200円

小学生:1,000円

未就学児:無料