今秋、コロナとインフルエンザが同時流行している。
インフルエンザはコロナ騒動の間ずっと鳴りを潜めていたのに…
2019年11月ごろから勢いよく増加していたインフルエンザだったが、年末に突如増加が止まった(下表インフルエンザの定点観測 ◆グラフ参照)。
これは、ウイルス干渉が主たる原因と言われている。
なお、コロナの感染対策によりインフルエンザが抑えたられたとの説もあるが、グラフをよく見て欲しい。2019年11月◆インフルエンザは、当初は大流行した前年◆を凌ぐ勢いで増加していたのが、12月末突如収束に向かった。この時期は感染対策どころか、中国観光客も入国し放題であったから、インフルエンザ以外のウイルスによるウイルス干渉と考えるのが妥当だろう(◆グラフ参照)。
出典:インフルエンザの流行状況(東京都 2022-2023年シーズン) | 東京都感染症情報センター (tokyo.lg.jp)
2020年初は新型コロナが流行り始めたばかりで、日本人はファクターXによりコロナに強いとされていたから、もしかすると小さなコロナ第1波が来ていたが、PCR検査がされておらず、顕在化されずに終わっていたのかもしれない。
ウイルス干渉とは、あるウイルスが流行すると他のウイルスが流行しない現象。あるウイルスに感染するとそれに対する免疫応答が起こり、他のウイルスに感染しづらくなる。例えばRSウイルスが流行る夏にはインフルエンザが流行らないが、これはウイルス干渉によるものとされている。
ところが、今、ウイルス干渉が消え、同時流行が起こり、当時感染する人が出てきている↓
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/6c78e2d4d30fc5b316fcb9f46f72df29737a25d0
救急隊員によれば、例年にはないくらい発熱の患者が多いという↓
そして、例年インフルエンザは、春から夏にかけ定点観測ではゼロになるところ、2023年●グラフで分かるように、だらだらと感染が続き、34週目(8月20日〜)から、まだ夏だと言うのに増加に転じてしまった↓
その理由として、中野教授は以下を挙げている。
要は、3年近く全く流行っていなかったので、免疫記憶がなくなり、罹りやすくなっているということ。
過剰な感染対策で一旦抑え込んでも、免疫記憶が薄れることで感染しやすい集団となり、結果的に対策をする前よりも、ひどい状態で流行してしまうということ。これは、以前書いた見解通り↓
ではなぜ、以前、コロナが流行していた時には、ウイルス干渉により流行しなかったインフルエンザが同時流行しているのか。主たる原因は以下の2点と考えられる。
①新たな株のコロナワクチンを接種しても、武漢株対応のワクチンを頻回接種した人は、武漢株の抗体ばかりが大量に作られてしまう(抗原原罪)。
②頻回接種により、igG4抗体が優位となり、免疫機能が働かなくなっている。
つまり、コロナワクチンを頻回接種した人は、インフルエンザウイルスもコロナウイルスも容易に排除できなくなる。同時感染するわけである。(同時感染した人のコロナワクチン接種歴を確認してほしいところだ。)
集団免疫は、7割程度の人が感染して免疫ができると形成されるが、ウイルスを排除できず、免疫が働かず、ウイルスの培養装置と化したヒトは感染しても免疫ができにくいだろう。そうなると集団免疫も出来づらくなり長引く可能性が高くなる。
感染を抑えたいなら、コロナワクチンを
もう打ってはいけない‼️
インフルエンザワクチンについては、14年前の前橋レポートにより、接種しても有意に感染を抑えるわけではないことが判り、集団接種が中止になった経緯がある。
「インフルエンザの予防接種」 - 前橋市医師会 (med.or.jp)
また、コロナワクチン頻回接種により免疫機能が低下している場合、他のワクチンの副反応が強く出る可能性がある。
特に病原体を弱毒化した生ワクチンの場合は、予防接種により、罹患してしまうことも考えられる。
これらリスクとベネフィットをよく考えて接種するか否かを判断してほしい。