2/26(水)大阪フェスティバルホール
2020ラスト・ツアー「結果オーライ」でのこと
(以降ネタバレはなるべくないように書きましたが、
このポスターのみゆきさんが持っている
楽譜のネタバレ情報もご存知ないかたは、
ご遠慮いただいた方が無難です。)
2部も終わりに差し掛かり、
夜会工場Vol.2で「慕情」をさわりだけ歌って
却ってストレスをためてしまったことを
おどけながら、謝罪して
会場の笑いをとったみゆきさん
「慕情」を歌い終わって拍手が終わって
静かに、それまで一切話題にしなかった、
新型コロナウィルスについて、
国の通達により
明後日、明々後日の大阪公演を
取りやめることになったと語った。
会場をどよめきの声が覆った。
2階席だったので表情は
わからなかったが、その言葉の端々から
自分の歌を待っていてくれている人たちに
届けることが出来なくなってしまった
〝忸怩たる想い〟が伝わって来た。
なんとか
代替の公演をしたいけれど、
急なことなので、
まだいつどこでかは分からないこと
そして、いつものMCの声とは違う
重く鋭い声で、次のように語られた。
怖いことが起きると
人は人を押しのけて
パニックになったりすることが心配です。
でも一方で、
心の優しい人たちが、
人に譲りすぎて自分が倒れてしまうことが心配
だから自分のことも大切にしてください。
最後は、
我々にまた会える日を願っていること
コロナウィルス感染を心配しつつも
今日ここに足を運んでくれたことについて
「おっかなびっくりおいでくださり、
ありがとうございました」と、
笑顔とおどけた声で、
私たちを和ませてくれた。
そうして、2部の最後の歌が、
みゆきさんの〝想い〟を載せて
私たちに届けられた。
溢れるものが止められず、
完全に打ちのめされてしまった。
完全に打ちのめされてしまった。
新型コロナウィルス肺炎に、
予防対策が必要なのは当然だが、
人には自然に備わった免疫力がある。
笑うと免疫力が上がると言われているように
それは〝気持ち〟に大きく左右される。
今、マスクを(人を押し除け)買い漁ったり
罹患してしまった人への差別など、
みゆきさんが言うように、
パニックになってしまっているように思う。
みゆきさんが、今回、大阪公演を
決行しようとしたのは、
我々の心のこわばりをほぐし、
内側から元気にしたかったから
かもしれない。
その願いは、しばらく
叶わなくなってしまったが、
みゆきさんの思いを受けとめて
人を押し除けてしまうことのないよう
人に譲り過ぎて倒れてしまうことのないよう
また、いつも楽しいMCで私たちの心を和ませ、
笑わせてくれるみゆきさんのように、
こんな時だからこそ出来る限り明るくして、
それを周りにも届けられるよう
過ごしていきたい。
ご参考までに
会場に掲示されていたお知らせを貼っておきます。
みゆきさんがお話されたことが
そのままネットに上がっておりましたので、
掲載者の了解を得て
そのままネットに上がっておりましたので、
掲載者の了解を得て
こちらに載せさせていただきます。
「お国の通達によりまして、
うちのコンサートも
予定していた明後日と明々後日の大阪公演を
実施 し な い という決定を致しました。
代わりにいつ出来るかと言うのは
今日の今ですので分かりません。
何とか日にちと場所を探したいと思っております。」
「恐い病気が流行ったりすると、
人は人を押し退けあって、
パニックになったりすることがとても心配です。
でも、その一方、私が心配なのは、
心優しい人たちが他人に譲り過ぎて
倒れてしまうことです。
皆さんもどうぞ自分の事も少し大切にして下さい。
また元気でお会い出来る日を願っています。」