先日、ご近所の友人宅に集まった
キレイどころの一人が
宮崎県 高千穂の出身で、
高千穂と言えば、天孫降臨の地
天岩戸神社も近く、しかも、
岩戸小学校出身とのことで
天の岩戸開きの話題になりました。
名画に見る國史の歩み(近代出版社)より引用↑
写真左側の手タレは私です。
(↑手タレやったんけ?)
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ご存知の方も多いと思いますが、
天の岩戸開きのお話、
ことの起りは、アマテラスさんの
弟ぎみスサノオくんの乱暴狼藉です。
ウン〇をまき散らしたり、
皮をはいだ馬を、
機織り部屋に投げ込んだり、
それで、ビックリした機織り娘が
あそこを怪我して死んじゃったり~
(なんと、尖った機織り道具が刺さっちゃったんです)
もういや~ん!とブチ切れて
岩戸に隠れてしまったアマテラスさん
太陽の神様が隠れちゃったので、
世界は真っ暗闇になっちゃいました。
これはマズイと、八百万の神さまたちは、
みんなで頭を集めて、会議は踊る!
あーでもない、こーでもない、
あーしよう、こーしようと話し合います。
よく民主主義は、
戦後GHQによってもたらされた
なんて言われますが、日本は、
神代の代から民主主義だったんです(笑)
なのにマッカーサーってば
日本を12歳の子供扱いしおってからに!
神さまの中で頭のよさ抜群の
オモイカネさんが作戦を練ります。
で、トップダンサー
芸能の神のアメノウズメさんに
ひと踊りしてもらうことになりました。
アメノウズメさんは、
すでに神さまなのに、
さらに神がかり状態になって
もう、胸ははだけるわ、
あそこもチラ見せするわの大サービスで、
男神さまたちは、もうかぶりつき状態で
大笑い、ウハウハ~
やんや、やんやの大喝采です。
よく、道徳教育のために子供に古事記を~
という人がいますが、
古事記をホンマに読んだことあるんかい
と、疑ってしまいます(笑)
お笑い教育のために、ならわかりますが…。
さて、
岩戸に隠れていたアマテラスさんは
え~、私がいなくて真っ暗闇なはずなのに
なに盛り上がってんの~と、いぶかります。
そこで、
「今ね、あなたよりも
すんげー神様が来てるんですよ!
それで、みんな盛り上がってるんです」
とフェイクかまして、
岩戸の扉の外で、
鏡を持って待ち構える神様たち。
アマテラスさんは、
すんごい神様を見ようと
岩戸をちょこっとあけました。
自分が鏡に映っているとはつゆ知らず
もっとよく見ようと身を乗り出したそのとき
タヂカラオさん登場!
漢字で書くと「手力男」
脳も筋肉でできているような体育会系です。
アマテラスさんの腕を
むんずとつかんで引っ張り出し、
岩戸をぽ~い!と投げ捨てちゃいました。
この岩戸は、信州の戸隠山に落っこちたそうな。
(↑日本昔話か!)
こうして無事に高天原に光が戻りました。
めでたし、めでたし
さて、ここからが本題です。
(↑本題までが長いわ!)
天の岩戸開きの話って、
頭のいい神さま(オモイカネ)は頭で、
力のある神様(タヂカラオ)は力で、
踊りのうまい神様(アメノウズメ)は踊りで
それぞれが、
自分の強みで貢献しています。
P.F.ドラッカーは、言いました。
『マネジメントとは
人にかかわるものである。
その機能は
人(神?)が共同して成果をあげる
ことを可能とし、
強みを発揮させ、
弱みを無意味なものにすることである。』
オモイカネの神様は腕力はありません。
でも、その弱みは
タヂカラオさんがカバーして
無意味なものにしてくれます。
むさいオヤジの
タヂカラオさんが踊っても、
おそらく、ブーイングの嵐でしょう。
でも、その弱みは
アメノウズメさんがカバーして
無意味なものにしてくれます。
まさに、神様たちはそれぞれの
強みを発揮し、
弱みを無意味なものにし
共同して成果をあげたのでした
もうひとつ、松陰先生の名辞です。
『人(神?)賢愚ありと雖(いえど)も
各々一二の才能なきはなし、
湊合(そうごう)して
大成するときは全備する所あらん』
<タメ口語訳>
人にはさぁ、
頭いいやつも、おバカなやつも
いるけどね、誰だって、
一つや二つ、いいところはあるでしょ。
それらを総合してまとめれば、
カンペキに近いものになるんだよ~。
ま、ドラッカーさんの組織の考え方と一緒だね。
最後に、ワンピース、サンジくんの名言
『お前のできないことはおれがやる
おれのできないことをお前がやれ!』
↑これは拙著からの引用↓です(笑)
モンキー・D・ルフィの「D」はドラッカーだった/経済界
古事記も、ドラッカーも、
松陰先生も、サンジくんも同じですね
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたにいいこといっぱいありますよ
追伸
今回の話題は、先週金曜から
今日にいたるまで、毎日のように
シンクロして出てきました。
これをブログにせー
という天の声だったのかもしれませんね。
昨日、絵を描きながらおしゃべりしたこと、
今日の詩吟の稽古で練習した
一茶の俳諧歌などなど、
すべて繋がっていましたが、
それはまた日を改めてご紹介いたします。
ではでは~