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今日は第34回からです。
お父ちゃんの厳命で、
商売とは何かを学ぶため
糸子は紳士服のロイヤルに
勤めることになりました。
そこで、見たことさえない
イブニングドレスを作ることになった糸子
神戸のおばあちゃんのところに
見せてもらいに行きました。
いつもは明るく元気なおばあちゃんですが、
風邪で臥せっていて、
大好物の洋菓子も残し
とても弱っているように見えました。
ここで、糸子は感じ取ります。
おばあちゃんがいつまでも変わらず
元気でいるわけではないことを…
あっこのおじいちゃんかて
ちょっと前まで
あっこまで 年寄りちゃうかった
あっこのお姉ちゃんは
よう見たらもうおばちゃんや
うちらが大人になった分だけ
大人も歳とっていくんやな~
<解説>
いつも、明るく前向きに生きる糸子ですが、
ドラマの所々に
こういった、人のあわれさ
仏教でいう
諸行無常、生老病死、
会者定離を想起させるような
場面が入ります。
糸子は単なる能天気ではなく、
いろいろな場面で生きていくうえで
避けられない、
苦しさ、哀しさに気付いていきます。
しかし、それから逃げるのではなく、
味わいつつも
拘泥されず乗り越えていく強さが
糸子にはありました。
このドラマ、
人として生まれいずる哀しみのようなものが
物語全体を貫く、縦糸としてあり、
それを、踏まえて
「心配しな!今を生きるんや!」という
前向きな横糸、
この二つで織りなされているように思います。
この深みが、カーネーションという物語の
大きな魅力ではないかと思うのです。
<追伸>
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