ツカミで使用した "I like dog."のくだり。 "dog" に "a" をつける、もしくは "dogs" にする、だけで 微笑ましい犬好きな人たちの会話になるところを、 素材を表す "dog" 単体で言っちゃうもんだから、 相手も犬肉ハンターに出会ってしまった衝撃を受けちゃうよね、っていう例です。 この状況が起こる原因に、「名詞に a をつける」と教える日本の英語教育があると著者は主張しています。 英語を話すとき—ものを書くときも, 考えるときも—先行して意味的カテゴリーを決めるのは名詞ではなく, a の有無である. もし「つける」で表現すれば, 「 a に名詞を付ける」としかいいようがない.(引用) 著者曰く、「 a」の意味的カテゴリーとは、「共通単位をもつもののグループの中から,一つの」ということらしく、分かりやすいように以下の例を示しています。
・ Sing a song. :「始めと終わりを持つ歌うために作られた韻文」という形、共通単位をもつものの中から一つを歌う、というニュアンス ・ Sing song. :決まった形のない「詩歌という芸術」あるいは「歌うこと自体」を歌う(?)、というニュアンス ・ aman walked. :一人の男が歩いていた、という意味 ・ man walked. :(集合的概念の)人類そのものが歩いていた(?)、というニュアンス 言われてみれば、まーそうだよねって感じの知識ですが、これが意外に軽視してしまう部分。 わたくしもよく「 a 」を付け忘れて「これは一般的なことを言ってるの?」とか、逆に余分につけてて「この1つのものにだけ言及しても意味ないよね?」とか突っ込まれたりします。 日本人感覚で言えば、「たったそれだけのことやないか、わかってくれやー」って感じなんですが、向こうの方々は、a dog なのか、dogs なのか、dog 単体なのか、で敏感に意味を使い分けるようです。 これからは、a の付け忘れとか、複数形のし忘れとか、the の付け間違い、とかにもっと敏感にならないと、おかしな英語を自信満々に書いちゃってるおちゃめな人間と思われてしまうので気をつけたいところです。
・the もアクセサリーじゃない ・日本人は余分なtheが圧倒的に多い ・冠詞と数 ・純粋不可算名詞と純粋可算名詞 ・いきなり my cat と出したなら、私の猫は一匹だけ。 ・「~で」という意味の by, with, on, through の違い ・in と on の違い。get in the carとget on the train。同じ乗るでもなぜinとonなのか。 ・off と out の違い。clean out/off, keep out/off, take out/off のニュアンスの違い。 ・over と around の違い。 ・A of B ・その他、away, across などのニュアンス ・現在形と現在完了形 ・未来のことの、3つの言い方 ・制限用法と非制限用法 ・文章をよりアダルトに。 ・主語と述語の距離。 ・英語に "Especially ...," とかいう言い方はない。