心電図の精密検査を受けに行きましたが、
お医者さんからは、スポーツの継続は可能と思われるが、
不整脈により、激しい運動後または夜間の睡眠時に心停止するリスクがあること、半年に一度は検査に来ること、無理をし過ぎないこと、とのお話でした。
(見解はそれぞれかと思いますので症名を記載するのは控えます)
概ね予想通りの結果でしたが、
検査を受ける前からランニングへの気持ちが完全に切れました。
心電図のみならず、父の病気のこともあり、
将来歩けなくなったり、心臓や体に障害が残るくらいなら、今無理をするべきではないと。
もう記録を目指すインターバル走などの練習ができるイメージが湧かず、
それどころか走る気力もなくなり、ただウォーキングやサイクリングだけしていました。
息子とやったボルダリング体験会で左臀部も痛めていたのもありましたが、
ただただキツイ走りはもう無理、と思いました。
外のランナーさんを見ても悔しさも起きなくなり、
ある意味穏やかに過ごしていました。
SNSも完全にシャットアウトし、なおさら心は凪のように。
富士登山競走ももちろん出ないつもりでした。
しかし、今後記録を狙ったランニングが出来ない、しなくてもいいと思うと、
今後の人生にどんな意味があるのか、とも考えることになります。
息子、家族のことはともかく、
自分の人生として、この先なにが楽しいことがあるのかと。
自分に負荷をかけて、達成感がない人生ってなんなんだと。
一応テニス部出身なので毎年見ている、テニスのウィンブルドン男子シングルス決勝を見ていて、
優勝した選手が両腕を天に掲げて喜ぶのを見て、
自分はもうマラソンでこういう経験が出来ないのかと思うとすごく寂しくなりました。
気持ちを断ち切るために、予約していた宿をキャンセルしました。
富士急トラベルのバスも取り消し。
これで全て終わったと気持ちに整理をつけたつもりでしたが、
その直後に激しい後悔の念に襲われました。
挑戦もせずに終わって、その後もずっと卑屈に生きるだけでいいのかと。
挑戦しないで後悔するより、失敗しても挑戦した方がスッキリするのではないか。
成功するまで何度でも失敗すればいいのではないかと。
アゴダのサイトをまたすぐに開き、
キャンセルした自分の部屋の分が「残り1室」で空いていたので、
またすぐに自分で予約しました。
高速バスもまた取り直しました。
ホテル代は前に予約した時よりなぜか値上がりしていて、
バス代も取り消し手数料がかかりましたが、
自分にとって必要なプロセスでしたし、
なぜか気持ちはスッキリしていました。
7月も殆ど走れていないので、
体力、筋力的にゴールが厳しいのは分かっています。
でも悶々とした気持ちで7/26まで過ごして、
7/26を絶望的な気持ちで過ごして、
7/26以降を卑屈に生きるよりも、
挑戦だけでもしに行ったほうがきっとスッキリします。
休んでたおかげか、今朝はどこも痛まず走り切れました。治ったといいつつ違和感やわずかな痛みは残ってましたが、
走って痛くないなんて本当に久しぶりで感動しました。
時すでに遅すぎですが、金曜日までやれることを頑張ります。