ろくに走れていないとなにか別の活動をしていないと気が狂いそうになるので、

 

これを機に全ての読者様にとってどうでもいい、

 

私の最大のコンプレックスについて書いてみます。







私は吃音(きつおん)の人間です。



言葉のどもりがあります。

 

 

 

 

 

 

 



私の場合は、話したい言葉のはじめの音が出てきません。

ありがとうございます、と言おうとしても、

あ が言えないのです。




これは吃音じゃない方には分からない感覚かと思います。




吃音の原因は分かっておらず、遺伝だとかストレスだとか言われますが、

私の兄はもっと重度の吃音なので、

ある程度遺伝の要因もあるかと思ってしまいます(親は非吃音)。





私の場合は中学校で発症しました。

一音目が出て来なくて、「そ、そ、それ貸して」などどもって

クラスメイトから笑われるようになりました。

学年の中に他にも数人はいました。

 

 



授業中の1人での音読とか発表、歌をうたうとかは出来たので、

学校を休むほどの苦痛ではなかったのですが、

うちの兄は学校に行けなくなるほど重度でした。






いつかは治るのかなと思いつつ治らず、高校生になり、大学生になり、

相変わらずどもりをバカにされながら悔しい日々を送りました。

今思えば親くらいには相談すればよかったかもしれませんが、

 

誰にも相談できませんでした。





大学の時にはブックオフでバイトをしていたのですが、

「お電話ありがとうございます、ブックオフ盛岡厨川店、〇〇でございます」

というのが超ハードルが高くて、とても言えません。

 

ごにょごにょと誤魔化しながら電話に出て、

 

本部の方に怒られることもありました。




また会計の後に、「お売りいただける本などございましたら、

 

是非お持ちください、ありがとうございます。」

 

と言わなければならないのですが、

 

これも「あ行」が何度も出てくるので地獄、

「お売り」が言えず、すっ飛ばしては店長に注意されました。






学校生活では何とかなっても、社会に出れば誤魔化しがきかないことも増えてきました。






苦手なのが「あ」行と「は」行。

唇や舌の、上下が触れてから発音する音は出るのですが、

あ と は はダメでした。

あ を飛ばして「りがとうございます」と言ったり、

お を飛ばして「はようございます」と言ってごまかしました。






吃音あるあるなんですが、

言葉を一気に言いたいので、早口になってしまいます。

 

 



私のことをリアルに知っている方も、早口な人だなという印象は持ったはずです。

 

聞き取りにくくて申し訳ないなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

全然面白くないのは分かっていますが長くなるので続きます。