ワンコインで健康ウォーク@神於山 山編 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

今年最後のワンコインで健康ウォークは、岸和田の神於(こうの)山。


標高300mに満たない小さな山ですが、「神がおわす山」として古来より崇められ、

同時に里山として活用されてきた、人と密接に関わりのある素晴らしい山です。

 

動物や植物が動きを緩めるように、私たちも自然に見習って、ゆる~~い山歩きで、

健やかに冬を過ごしたいものです。


 

図らずも???下山口は、大阪で大人気の産直市場!年末の買い出しに燃え尽

きた後は、海に近い岸和田の美味しい海鮮丼を食べました。


その後、岸和田に戻り、お城の観光(これがまた素晴らしい!)とだんじり会館へ。

鐘と太鼓の鳴り物体験までして、どこがゆる~~い山歩きやねん!というほどに

よく遊んだ一日でした。


神於山中のくすのき広場。

木の足元に落ち広がった葉っぱを踏みしめると、ふわ~っと樟脳の香り。自然の

アロマに癒されます。


いつもの明子さんと、久々の再会、はまちゃんとの2ショットは初めてですね!!

スタート地点にある意賀美(おがみ=拝み)神社の雨降りの滝。予
想以上に立派な滝。

山頂からみるとよくわかるのだけれど、泉州には稲作をす
るための水源確保が出来る

立派な河川が少ないので、古来
よりため池を多く作って対応してきました。 神於山を源

とする春木川は水田にとても重要だったはずな
ので、この滝が拝まれるのも納得なの

です。

初冬の山並みの奥に岩湧山が見えています。写真、白ぬけしましたが、ズームでのぞい

てみたら、ススキの原が写りました。

山頂直下は、木々の葉から日差しがこぼれ落ちてきて、気
持ちの良い道でした。


どこやろ~~、と調べたところ、泉大津でした!


(以下4枚、グーグルアースより)
2棟のビル

写真の左中央に写ってる橋はこれ!

ビルのすぐ左に写ってる塔はこれ!

右下の青い看板はこれ!!
写真検証、おもしろ~~い!

低山ながら、こんな景色が広がります。

山頂は三等三角点。泉州一帯から、堺、大阪湾をはさんで六甲や淡路島までの
絶景。


雨乞いの神さまは、このすぐ近くにある和泉葛
城山(八大竜王)に、次にこの山に降り

立ったと言います
。平野が広がる眼下の景色に、言い伝えにも説得力があり
ます。


今月のお茶は、ネパールのチャイとオーツ麦のクッキー。
チャイには先日、宅配野菜で

届いたレモングラスを入れま
した。インドの家庭訪問で頂いたお茶を思い出します。


ッキーはことのほか美味しくて、絶対もう一度買いに行か
ねば!!の絶品でした。



昔は里山として、自然の恵みを頂いたり、炭焼きをしたり、薪をとったりと重要な役目を

担ってきたのでしょうが、町で何でも手に入る時代になり、どこの里山も人の手が入らず

荒れ放題になってきている場所が多いようです。

山に人の手が入らないということは、一見、自然が保たれて良いようにも思われますが、

実はそうではないようです。人の手が入り、ある程度の整理がされるからこそ、雑木林は

保たれるのだそうで、自然のままに放置すれば、木々が大きくなって倒れる、または伐採

したとしてもその空間に新芽が定着する確率はとても低いらしいです。大木ばかりで

光が林床に届かない山では動植物の生育にも適しているとは言えないらしいのです。


里地里山とは「自然」と「町」のボーダーで、そのどちらにも属し、どちらの行き来もある

場所のことで、その地を開発して「町」にしてしまっても、あるいは、ほったらかして「自然」

に返してしまっても、ボーダーはなくなり、生態系が崩れてしまうのだと思います。その

「曖昧」こそが、何事も大切なのですね・・・。


里地里山の重要性が見直される時代に入り、ここでも地元の団体がそういったことの

学びの場を作り、次世代の担い手を育成しているんだと思います。この場所、なかなか

快適そうで、一般の私たちが使ってもいいのであれば、キャンプとかしてみたいな、と

思いました。


さて、林道を下りると、目指す「愛彩ランド」が見えてきました。大きな敷地で、お二人さん

驚かれていました笑!