二上山へ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

本日は夏山トレーニング。


二上山だけど、今は行く人も少ない昔の行場からアプローチ。息つく間もない急登で足、

攣りかけ(苦笑)!

一般道に復帰したら、いや~~ん、と聞き覚えのあるお声!昨年の小笠原ツアーで

ご一緒させていただいた方と偶然の再会に握手握手!


大汗をかいて雄岳、雌岳を登り、岩屋峠へ。
今日は七十二侯のひとつ、半夏生の日、以前、この峠に「半夏生(薬草)」と書かれた

看板があったことを思い出して今日ここにくることにしたのです。

 

半夏生、半夏生…、探す…。

ん~~、カタシログサの半夏生はあるけれど、カラスビシャクの方はないやんかいさ。

半夏生は、カラスビシャク(別名=半夏生)が咲きだす頃として、あるいは、カタシログサ

(別名=半夏生)が白くなる頃、と2つの解釈があるのだけれど、薬草としては、カラス

ビシャクを利用する。だから、薬草とカッコ書きしてあるならば、カラスビシャクがないと

いけない。なのに、カタシログサしかない!ありまへんがな!!


カタシログサも薬草なんかな・・・。

もやもや、宿題お持ち帰りの二上山でした。


急登になったかと思えば・・・、

すぐに岩場が出てきます。

結構な斜度。

雄岳山頂にある葛城二上神社。

すぐ下には、謀反の疑いをかけられ自害した大津皇子のお墓(と言われている)もある。

暑さと急登でヘロヘロの雄岳。

二上山は双耳峰。せっかく登ったのにまた下りて登る(-_-;)
山頂には日時計。

岩屋や鹿谷寺が創られたのは、奈良時代にさかのぼる。

本日は、ここから山にとりついた。ほんとに道あるの?なと
りつき。踏み跡はあるけど、

一般道ではない。ぐるっと一周廻って、ここに下山。

鳥谷口古墳。ここが大津皇子のお墓という説もある。体格がよく、小さい頃は本をよく

読み、大きくなってからは巧みに剣を扱い、謙虚ながらも規則にこだわらず、人望の篤い

人だったのだという悲劇の皇子・・・。


この古墳は、当時としては最小レベル、しかも慌てて作ったような墳墓だそう。誰のもの

かはいまだに不明としつつ、大津皇子のお墓説が有力とされているようです。謀反人と

して亡くなったとはいえ、皇族のお墓が最小レベルの古墳というのはあわれな気もします

ね・・・。


反省会