氷ノ山 その4 ~若桜~ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

山もよかったこの度の山旅、実はその前、その後もなかなか素晴らしかったのです。

不動岩屋堂。日本三大投入堂のひとつとされていて、室町時代の建造物と考えられて

いるそう。窟はこのお堂の為にぽっかりと開いたかの如く・・・。お堂は岩屋にがっちり

守られている感じもあり、素朴ながらも完璧なコラボレーション。

人と
 自然の素晴らしい造詣品に感動しました。


造り酒屋さんのお蔵を見学させていただきました。ナツメの王のご本家だそうで、お休み

にも拘わらず、気軽に対応していただき感謝しています。とても丁寧にご案内して頂き、

ありがたかったです。

お米も大根もキュウリも、全て若桜産。


カリヤ通り


鳥取と姫路を結ぶ若桜街道、元伊勢(大江町)とを結ぶ伊勢街道の宿場、商業都市と

して栄えた若桜は、往時の風情を残すしっとりした町。

明治の大火からの復興時、すべての建築を道から後退させ、小川を引き、民家と川の

間に庇をもうけさせたそう。この庇の下の私道が仮屋(カリヤ)。コンクリートのところが

カリヤ。雪が降ってもこの道を歩けば濡れずに移動できる豪雪地帯ならではの建築。
小川
は用水、雪流し、鯉の飼育などにあてられていた。

若桜の名の由来は、履中天皇の時代(5世紀前半)に存在していた、天皇を支える直属

集団「若桜部」がこの地に居住していたところから、と言われているそう。凛として品

ある町並みに納得です。



カリヤ通りの裏側は白壁の土蔵が美しく並んでいます。


奥さまのお点前で一服頂戴しました。
写真パネルは、ナツメの王が奥さまとスイスに旅されたときの写真。アルパインツアーの

カタログに掲載されているそうです。

人気のローカル線、若桜鉄道。今年3月から運行が始まった八頭号に乗車!

サロンもある豪華な列車ですが、運賃以外の料金は要らないというお得感満載な車両

です。若桜町からの助成金があるのかなぁ?? ちなみに、なんばから若桜への高速

バスは現在半額で乗車できるのですが、それは若桜町からの助成金によるものだそう。


(写真は明子さんから拝借)

スタバはないけど、すなばはあった!!@鳥取駅前


今回、本当に色々とお世話をしてくださったナツメの王



2011年、スイスの山旅にご参加いただいて以来、毎年海外の山旅でご一緒させて

いただいています。それ以外にも、季節ごとに山菜やナツメなど、とてつもない量で

送ってくださり、プライベートでもご縁を繋げてくださっています。

氷ノ山、どちらから登ろうか迷っていましたが、鳥取側から登って本当に良かった

です。若桜、とても気に入りました。これからは若桜通いが増えそう♡♡

(写真は明子さんから借用)