2019年5月18日
山旅女子Ramriラムリ倶楽部のお仕事で、京都トレイルを哲学の道から比叡山まで
ご案内。出発時の雨をものともせず、絶えないおしゃべりと笑い声に、女性の底力を
感じます!
ラムリにかかわって1年強、いろんな事情で私がご案内させていただくのは今回が最初
でした。京都トレイルはシリーズ化していて、これまで稲荷から大文字山までご参加
いただいたお客さまもいらっしゃり、初めましては私くらい?みたいな、いつもとは少し
違うスタンスでした(笑)!
思えば比叡山は、2008年にダンナとスタートさせた「登山の日」で最初に出かけた山。
10月3日、「10」と「3」で登山日と題し、山行きをすることにした最初の山がここでした。
登山の日は今も続けています。山の日が出来て、山に行く口実が2つに増えた(笑)!!
ここ数年は「登山する」というよりも、「山を考える」ことをテーマに歩くようにしています。
山をスポーツの場と考えるのも良いですが、古来より、日本人はもっと違う点で山に
かかわってきたと思うのです。
例えば、山の残雪を見て田植えをスタートさせるとか、山が宗教の舞台になったり、
富士山の絵を後世に残る作品にしたり、猟をしたり魚や山菜を採ったり・・・。それより
何より、山がなければ水の確保もできないわけだから、全ての源なわけです。
人々の生活に深く関与し、山をベースにした様々な分野の文化が発展し、宗教などの
思想にも大きく影響してきました。スポーツとしての登山が始まったのは、近代になって
からのことで、ほんの昨日の話です。
そんなことで、私は登山の日(山の日)は、登ることより、考えることに重きを置いた
プログラムを実施しています。ここ比叡山は、そのスタートの山でした。
そんなことを思いながら、皆さまと一緒に1日を過ごしました。
反省会は、以前、知人のFBで知り行きたかったインド料理のDiDiさんへ。聞けば、山の
世界では有名な梶山正さんが始めたお店なのだとか!梶山さんは、ベニシアさんの
ダンナさんで有名。スパイス使いが絶妙で、皆さんも楽しまれていたご様子でした。