隠岐の島の山旅 その3 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

隠岐の島の植物について・・・。


関西でもよく見る植物と、初めて見たものと、色々あるのですが、ガイドさんが特に説明

する植物が、隠岐の島の特徴的な植物なのか、どこででもみられるものと言うことを

知らずに説明されてるのかがよくわからず・・・。


ローカルガイドさんの中にはときどき、その地域のことだけを勉強されてる方がいらっ

しゃいます。他との比較論でないから、その地域の特徴として捉えづらかったり、それ

みんな知ってるし・・・、的なことが多かったり・・・。


例えば、主婦一年生が覚えたての裏技をお義母さんに教えてあげたら、そんなん昔から

知ってるわよ、と言われた~~的な・・・。あは!どんな例えや笑!つまりまぁ、自分に

とっては珍しいものや初めてのことであっても、他の人には当たり前だったりすることが

があり、それを気づかず説明しちゃうってパターンです。


なので、例えば今回、クロモジとか、ツバキ、キケマンなどの説明が、コケイランや

ニシノヤマタミングサと同等の説明だったのが、理解に苦しんだ私です・・・。トケンラン

なんて、スルーだったしな~~💦💦


以下、忘備録として、ガイドさんが取り上げた植物を少し貼っておきます。私にとっては

珍しくもないものもあります。それが隠岐の島にあることが驚き!みたいなものもある

のかもしれないけど、その理由の説明は分かりませんでした。またいろいろ勉強したい

と思います。


ニシノヤマタイミンガサ(西ノ山大明傘)

初めて知った~~。ヤブレガサやモミジガサは知ってるけれど、タイミンガサというのも

あったんだ~~。はじめ、名前を聞いた時、ジュゲムジュゲムみたいな、難しい暗号の

ようで、頭に全く入らなかった。ホテルに戻って調べると、大明傘、と書くことが分かり

やっと覚えることが出来ました✌

モミジガサとは、葉の形が明らかに違い、ヤブレガサほどは切れ込みが深くないので

(=葉柄が盾状についてる)、傘としては有効(笑)!



ちなみに、これはヤブレガサ。(2016年4月 湖北・七七頭ヶ岳)

葉柄が葉っぱのど真ん中についてるけど、その部分まで葉が切れ込んでるので、傘と

はいえ、雨がダダ漏れ、これじゃ濡れます(笑)!!

両面シダ

手で持っている方が裏です。一緒ですね~~(笑)!

ユキザサは満開でした。

エンレイソウはすっかり実になってます。関西とほぼ同じ花期みたいです。バックに

ミズ(ウワバミソウ)が写り込んでます。隠岐でも食べる人がいるそうです。

トチバニンジン

これはスルーでした。私は結構好きな植物です。ウコギ科の薬用植物で、根っこの形状

から、チクセツニンジン(竹節人参)と言われています。朝鮮人参などと同じ仲間ですが

薬効が違っていて、こちらは健胃、去痰、解熱などに利用されるようです。

栃の葉っぱに似ている人参という名前ですが、私が特に注目するのは「実」です。
分かりづらいかもしれませんが、既に中央に小さく実が写っていますが、これが秋口に

なるといくつかの赤い実を球形につけます。それがとっても可愛らしい♡ 


そして、昔、戸隠で見つけたのですが、実の半分に黒い斑が入るものもあるのです。

そちらは、ソウシシヨウトチバニンジン(想思子様栃葉人参)で、想思子という洗眼に

使う生薬に実が似た様だからついた名前だそうです。標高約1000mを境に、下の方は

トチバニンジン、上の方はソウシシヨウトチバニンジンが住み分けているようです。


隠岐では、北方、南方、高山、大陸性、と多種多様の植物が混成しているので、この

トチバニンジンの実が、赤いのか、黒の斑点が入ってるのか・・・、興味があります!


ん~~、マムシグサは難しいです。でもこのフォルム、なかなかカッコいい!


ハナイカダ

クロモジ


干支の植物、シシウド!