元上司で、業界の大先輩でもある清水正弘さん(OB会では親しみを込めて毒たーと
呼んでる笑!)から、ご自身9冊目の執筆になる新刊が届いた。
アルパインツア-の扉を始めてたたいた時の支店長だった人で、入社後、毒たーは
すぐに退職されたので、実質仕事を共にした時間は短い。だけど、これまで出会った
業界人の中では、旅や心のありように対しての感覚が一番近いと感じている。まぁ
影響を受けているのかもしれないし、もともと同じなのかもしれないし、それは分か
らないけど、あの独特の清水ワールド、私は好きである笑!
「人はなぜチベットに行くのか?」
入社後すぐの私と、最年少のスタッフ3人でランチに行ったとき、売り上げの話を
するでなく、そんな言葉を問いかけた上司には、今もってお目にかかったことがない。
旅を、売上や流行などでなく、そんな角度から切り取って仕事をする上司だった。
そんな毒たーが書く本を、本屋さんで始めて手に取る人はどんな方だろう・・・。
旅のガイドブックと思って手にするかな? それとも紀行文と思って?
息が詰まりそうな日々の生活から少し逃れたいと思ってる、私たち世代のOLさんの
目に留まるかな?
中身をチラ見すると、スピ系の人たちにも通じるかもと、いろいろ想像してみる・・・。
旅の計画の参考に見るよりも、なぜ自分は旅に出たいと思うのかな?と自身に問い
かけて、本の中で、その答えを探す空想旅行ができるような人に一番ピッタリ合う
のではないかなぁ、と思ってるけど、どうだろう?
「人はなぜ、チベットに行くのか?」
20数年前から今なお、ずーーっと問いかけられている気がしている。
答えが掴めそうで掴めなさそうで、出す必要があるようなないような・・・。そんなことを
ふわっと(←ここ重要!)考えている間に、日々のメンドクサイことはたいてい忘れて
しまってる。
この手の本を見ると、旅に出る意味がますます分からなくなってしまう・・・。本一冊で
充分心が満たされる旅が出来てしまうのだから・・・。そんな心の扉を開け方は、たぶん
毒たー譲りだと思う・・・。
さわやかな装丁
執筆中にご意見伺いのメールが入り、タイトルやキャッチなどを拝見したけど、何か
使い古された感ある言葉が多く、せっかくの本の寿命が短くなるなぁ、と思ったけれど
出来上がったものを拝見すると、私が気になった言葉たちは消えていた・・・。ご自身
でも違和感があったのかも。帳尻をきっちり合わせるところが、さすがの業界人!
ありゃりゃ~~、私ともう一人のOBが写ってる!モデル料に、美味しいもの食べに
連れってもらわねば!
庭の春蘭がやっと咲き始めた。
今日は春分、昼夜の時間が同じ割合になる。「陰」と「陽」が今日を境に入れ替わる。
本日は「中庸」 何事も真ん中の日。
中庸の日には、外側(物質的世界)と内側(自分の内面、精神性)両方を整えたり、
日々の生活のカラダとココロのバランスに意識を置くとよい、と通っていた漢方スクール
のメルマガに書かれていた。
そう、旅に出る(物質的世界)のと、なぜ?と問いかけ、自身を探る旅(=内面)、
人にはどちらも必要で、そのバランスが取れてこそ、健全(=中庸)なんだ、と。
で、そんなことを考えるきっかけになる本が、春分の今日、届くところが、これまた
清水さんワールドなのだ(´∀`*)