ワンコインで健康ウォーク@河内飯盛山 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

今月のワンコインで健康ウォークは、大東市の河内飯盛山でした。

久々に西神小町さんが参加してくださいました。

住宅地に密接し駅から近い低山とあって、平日もハイカーで賑わっている山。


2週連続台風にたたられたので、久々の青空ハイクは本当に気持ちが良くて、ひとたび

腰を下ろすと、いくらでもおしゃべりしていたい気分。桜の黄葉が始まり、見目も麗しい♡


野崎観音に下山してお参り、お染久松の悲恋を憂いつつも、私たちはティータイム(笑)!
夏にピレネーで、ガバルニー圏谷のハイキング途中で買ったアーモンドのお菓子と

オレンジシナモンティー、そして神戸で人気のお菓子。

 

帰り、コスモスの花の語源のお話と、スマホ講座と、GPSを使っての歩き方講座をほんの

ちょっとだけして野崎駅へ。12月の香港での再会が楽しみ♡

楠公さんゆかりの地とあって、楠木正成、正行親子の別れのシーンが・・・😢

いきなりの急登、しかも結構ステップ高し・・・

でも、振り返ると素晴らしい景色。標高315mの低山なのに、大阪から京都方面まで

グルっと見渡せる。

この山は、三好長慶が建てた山城あとなのだけれど、なるほどなるほど、この地が

軍事的な要衝であったことが伺える。

山頂で、小楠公さんに出迎えられた。お言葉に甘えて、お足もとで昼の宴を・・・(笑)!

暑くもなく寒くもなく気持ちよい山日和で、食後、寝転んで青空を見上げる。

*大楠公=楠木正成(父ちゃん)、小楠公=楠木正行(息子っち)

この道って。。。

こんなんです。。。💦

おしりが冷えそうなベンチがありました。

野崎観音に下山。絵巻を読んで、浄瑠璃・歌舞伎のお染久松悲恋話を復習。

ワンコインで健康ウォークは、小さい山登りをして、世界 のお茶とお菓子を日本に

いながらにして楽しもう!という もの。月イチペースでコンスタントに続いており、今年の

夏で8年目突入!


マンホールもお染久松だった。


野崎詣りは江戸時代に盛んになったそうなんだけど、船で手軽に行けるところが人気の

要因だったよう。奈良時代にインドから来た高僧が、この地は鹿野苑(お釈迦様が初めて

説法を説いたところ=インドのサールナート)に似ているとして、行基が観音像を作って

供えたのがこのお寺の始まり。江戸時代の、今どき風に言うと、聖地巡りってとこかな・・・。


八軒家浜(今の天満橋駅の北側)から大川をさかのぼり、すぐ先で毛馬との水路を分ける。

大川は京橋あたりで、寝屋川に名を変え、やがて角堂浜(住道の住吉神社)で下船。

その先は歩くこともできるし、田船(水稲で使う簡素で小さな運搬船)を利用して、野崎駅

南側にある観音浜まで行くことも可能だったそう。


水路と陸路が並行していたため、互いを罵り合う「ふり売り喧嘩」という光景が見られた

ようだけど、このマンホールには「喧嘩」ではなく、油問屋の箱入り娘と同じ船に乗らない

丁稚の久松が見つめあう姿が描かれている。所詮つめることのできない2人の距離感が、

先の悲運を暗示しているように見える・・・。


ただ、悲運といっても、ほんとうに悲しい恋に落ちていたのは、久松の幼馴染で、久松と

お染を思い、出家して身を引くけなげなお光ちゃんなんだけど・・・。あぁこれ幸いと、一緒に

大阪に戻るお染久松の旅路なんて能天気なもの! さすが「エエとこのお嬢さん」と

奉公人の域を出ない「情けな男」、無邪気なもんやんかいサと、やや斜め目線の私(笑)!