稲村ヶ岳2 ~大日山~ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

稲村ヶ岳の山頂から下山時に、大日山に登りました。

モジキ谷と神童子谷を分かつ、両サイドスッパリ切れ落ちた大日のキレットが登山口。

どちらの谷も大峰を代表するクラシックな沢登りのルートだ。


岩場あり、ハシゴ場あり、落ちたら最後~~の、この日のルート上での核心部ともいえる

フィールドアスレチックなコースです。

手前から見る大日山
ポッコリと独立したピークで、あそこに登れるの?と誰もが思う。

近づくほどに、斜度が実感され、人を寄せ付けない修験の山、あるいは、聖山と崇め

られてきたことが理解できる。


古くから山上辻の小屋を守ってこられた赤井さんの話では、この山が稲を刈って積み

上げた稲叢の形に似ているから稲村という山の名前が付いたという。

情報by明子さん


なるほどなるほど、たしかに田んぼにある稲わらの山と似ている。

けど、他の大峰の山々は、山上さんとか、大普賢だとか行者環だとか観音峰だとか

何となく宗教じみて、この山域にふさわしい名前がついているのに、ここは里山によく

あるパターンの農業関係の名前なんだよね。

お隣の山上ヶ岳が修験道の厳しい山なので、その反動? 

地元の人にとっては身近な里山なのだろうか…。
けど、山頂に大日如来さんをお祭りしているところを見ると、やっぱり修験の山。

またゆっくりと赤井さんのお話をきいてみたいものだ。

取り付きには、岩場なので慎重に登るようにとの看板が掲げられている。

虎ロープはまだしも、電気のコードみたいな頼りない、いや、頼ってはいけないたぐいの

フィックスがあったりして、登山家が開拓した山でなく、修験者によって維持されている

ことを彷彿とさせる。

スッパリ切れてます。落ちないでね~~。

山頂の大日如来さんにご挨拶。

今日の修験?で、私たちにもちょっとだけでいいので、特別なお力をお与えくださいませ

ませ~~~

この写真は、以前、観音峰から撮影した稲村ヶ岳の写真。

中央やや左寄りに、親指を立てたような小ピークが写っているが、それが大日山。

これは、この日、稲村ヶ岳の山頂から撮影した観音峰の展望台。

あれかな?と思いっきり望遠で撮ってみたら、登山者まで写ってビックリ!


これが上の写真に写っている展望台。
これは数年前のお山でヨガのときの写真。これは6月の写真なんだけど長袖着てる。

今回は5月に行ったけど半袖だった。


大峰は関西の中では一級山岳地帯。天候により、暑さ寒さは一変する。夏場でも

しっかりとした装備で臨みたい。特に稲村ヶ岳の登山は経験者同行が望ましい。