再び吉野へ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

今シーズン2回目の吉野行き。

13日に行ったときは、観光客こそおおけれど、桜にはまだまだという初春の様相だった。
さすがに4月も終わりとなると、桜も散って、木々の萌え始めが目に心地よい春爛漫の
雰囲気に様変わり。

シーズンを終えた平日の奥千本は人もまばらで、青権現さんは思う存分に見ることが
できた。その代り、お店の閉店時間も早く門前はひっそり。何とか開いてるお店を見つけ、
葛きりでまったりする。


今回は、ネパールから来日中の、同志(山の旅行会社時代)の娘っ子に是非とも蔵王堂
の青権現さんを見せてあげたい!と私のエゴのかたまりの山歩きだった(笑)!

さすが海のない国に育ってるだけあって、安定した足さばき!新緑の山歩きが気持ち
よかったと喜んでるって、帰宅後、おばあちゃまからお礼メールを頂戴し、胸をなでおろす。


この日は、もう一人の同志(製薬会社時代)、(いやこっちは同士って感じかな?)も
誘った。一緒に働いている頃は、趣味嗜好が全然違うと思っていたけど、何故か一緒に
旅行に行っても居心地が良くて、近頃じゃ好きなことが似てるなぁと思えるから不思議(笑)
ほそーくながーく繋がっている同士(^^♪


同じ山でも、時期やメンバーで山の印象もコロッと変わる。
私にとって、山に行くという行為はサブ的な要素、あくまでも、主役は人だ。人とのふれ
あいあってこその山登り。山は、現実逃避ではなく、超現実の社会の縮図だといつも思う。
だから、何回同じ山に行っても楽しめる。前回も今回も、よい山旅ができた


大滝の桜もほぼ終盤だった

黒文字の新芽が美しい


あれ?お地蔵さんと思っていたけど、薬壺をもってはる?薬師さんかな?


西行庵のすぐ手前。

西行庵の前の広場は、桜の絨毯

同じピンクでも、微妙な違いがあってきれい。


書こうか迷ったけど、書いちゃう。
途中で、サンショの葉っぱ1枚と、アケビのツル3本と、黒文字の新芽1つを摘んで、

カップヌードルに入れた…。


摘み草には賛否両論あるけれど…。

私たちだって大自然の一部だもん、春に少しの恵みを授かる権利はあるだろう。
許可なしはダメとか、ガイドだからダメとか・・・、そんなことは分かっているけれど、
自然とともに暮らし、自然を愛し、自然の一部として人が生きる限り、自然の恩恵を

受けることは、間違っていないと思う。バランスを崩さないように、うまく折り合いを
つけて、人は自然の中で生きてきたはずだ。

そこにコマーシャル的な要素や、独り占めなどのエゴが入らなければ、こんな少しの
摘み草なんて、自然にとっては微々たることのはずである・・・。


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