熊野古道 その3 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

ご祈祷の後は、特別許可を得て、立入禁止区域の二の滝、三の滝のお参り。

 

尾根を越えて巨木の座す河原に下りたら、川の渡渉を4回。滑りそうな苔がついた

岩場のへつりで、足元だけに神経を集中させると、一切の余分ごとが頭から消え去って、

無心になります。

神さまに会う心の準備を自然がさせてくれているような、そんな気分でした。


俗世から隔された御滝は静かに流れ落ち、ただそこにあることの意味を問いかけて

くるかのよう。熊野の神さまは、小さい決め事にこだわらないおおらかな神さまだそうで、

戴いた護摩木に勝手な願い事を記し、語り部さんに預けてきました。


よく踏まれたトレイルから一変、斜面のトラバースにはフィックスロープが。

この文字、昔、見た記憶あり・・・。

近くの烏帽子岳からの下山時、このルートに入り込んだことがある。

上から来る分には立入禁止だとはわからない。

二の滝

思いのほか、立派な滝でびっくりした。

深山幽谷の雰囲気が漂う。人が行き来しないせいか・・・。

苔がついて、滑りそうなへつりは、自分が歩く時よりも、人が歩いているのを見る方が

ドキドキする(笑)!

静かな流れのちょっとした淵に目を奪われる。

先達の語り部さんもお気に入りの様で、いいでしょ、ここ!と、行きも帰りも仰ってた。

三の滝



同じ道を引き返し、皆がお参りする一ノ滝、那智大滝をお参りする。