スリランカの山旅15 ポロンナルワ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

午後からはポロンナルワへ。

インドの侵略によりアヌラーダプラを追われたシンハラ王朝が遷都したのがポロンナルワ。

そんな時代からインドとスリランカの対立があったのだと思うと、仲良くしたらいいのに、
では済まされない様々な思いが互いにあるだろうな・・・。


ポロンナルワは11~13世紀に栄えた町。広いエリア内には、当時の遺跡が点在して

いて、とても全ては見切れない。今回はメイン3ヶ所を見学する。


広い大きな湖のようだけれど、これは12世紀に造られた貯水池。

これにより、ドライゾーンのこの地も農業に支障がなくなり、都として機能させることが

出来たという。

宮殿跡。

当時は7階建てだったらしい。3階までしか残ってないって、どれだけ大きな建物だった

ことか!!どれだけの力を持っていたのか。感心しきり。

部屋数は50室もあったのだそう。

宮殿跡から、クワドラングルに移動。旧市街地の中心地にあたるところ。

入ってすぐの仏堂は屋根の部分も今なお残っている。

ラター・マンダパヤ

蓮の茎をかたどった石柱8本は、見応えがある。

仏歯寺跡であるアタダーゲ。奥に仏像が立っている。

この遺跡で一番目立つワタダーゲ。円形の仏塔。

入口のガードストーン。悪魔が入るのを防ぐためのもの。
この一段上のムーンストーンは、動物などの図柄で転生輪廻を表していて、ここで足を

洗って塔内へ入ったのだそう。清めるためのものなのかな。


ポロンナルワのハイライト、ガル・ヴィハーラ。3仏像。座像、立像、涅槃像がある。



左側の像は、人生のはかなさを憐れむ悟りを開いた仏陀とも、仏陀が涅槃に入ったことを

悲しむ弟子のアーナンダ像とも言われているそう。


ガル・ヴィハーラは大傑作とモノの本に書かれているのだけれど、私は見る目がなくて、

その良さがよくわからない。前回もクワドラングルの方が感動してしまった。もっと勉強

したらわかるのかな・・・。