キナバルで地震!! | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

信じられない!!!
またもや悲劇・・・涙
ボルネオで地震があって、私の大大大好きなキナバル山(4095m)が…涙



キナバル山(主峰:ローズピーク4095m)


ドンキーイヤーズ(ロバの耳)の片耳が折れてしまったようです・涙!...
怪我人とかの情報が分からないけど、何度か泊まったパナールラバン小屋?が

映像ではつぶれているし、いつも寄るクンダサンの町は打撃が大きかったみたいで、

家や店の被害が写っている。




山頂部の崩落で、ここ3350m付近にある山小屋のスタッフが慌てふためく映像が
SNSで流れている・・・。御嶽の噴火を思われるような大きな土石煙が上がってる。


通常は、この小屋を2~3時にスタートし、6時前後に山頂で日の出を迎える。
地震が起きた7:15といえば、まだまだ頂上台地で登山者が行動していたはず。

10年以上前から、登山は登録制となっており、IDでエントリーし、全員がナンバー入りの

カードを首からかけて行動することを義務付けている。また公園の指定ガイドと共に行動

し、登山口、宿泊小屋、頂上台地の小屋の3ヶ所で、ナンバーがある。
海外からの登山者にとっては面倒なシステムだけれど、被災者のデータがすぐに出るので、

こんな時に、やっぱり大事なことだと思う・・・。

日本人1人を含む195名がエントリー、105名が山頂でスタックしているという。

もちろん、その間の登山道にいる人たちもいる。

知人に聞いた話では、強風で山頂にヘリが近づけず、レスキューが徒歩で向かっている、

とのこと。登山口からこの小屋までが通常6~7時間、ここから山頂までが3時間の道のり・・・。


夜に入った情報で、138名がこの小屋に収容されたとのこと。ちょい一息・・・。

余震さえなければ、ここから登山口までは3~4時間で下れる。一晩寝て、明朝の下山と

なるのだろう。山小屋にはこの人数分のベッドはないかもだけど、十分な食料、毛布なども

揃っているので、気を落ち着けて、明日の下山に備えてほしい・・・。


行方不明の方々も早く見つかると良いのだけれど・・・。

小屋から登山口までには、顔の大きさほどもあるウツボカヅラや、様々な蘭が咲いていて、

高峰を登り切った充実感ある登山に色を添えてくれる。

公園の登録ガイドさんたちと記念撮影。(2013年4月)
顔なじみのスタッフも数名いて、皆が無事でいてほしいと祈るばかり・・・。


キナバルは、大好きな山の一つ。

乳癌術後すぐの母と登ったり、ダンナとの初海外がキナバルで、そういう意味では

思い入れも深い…。

コタキナバル(町と海)リゾートでは父や妹、叔父叔母などとも来ている。
はぁ…キナバル100回登山目指してた森中、悲し過ぎる…。



ダンナとの初海外旅行はキナバル登山だった。

結婚前の、いや、付き合い始めて3ヶ月後・笑!!

短期間で行けるし、忙しいダンナの予定が空いていた。そして私のマイレージが溜まってて

ビジネスクラスで行けるということで、即決だった・・・。


追記:
6月6日、行方不明だった17名全員の死亡が確認されたとのこと。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

また、被災されたキナバル周辺の、ラナウやクンダサン、コタバルなどの村の早い

復興を心からお祈りしています。