スペイン巡礼の道 その14 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

ハイウェイやビルが多くなり、都会風の人が多くなってくると、ゴールも間近。

そして、石畳の敷かれた旧市街へ入ってゆきます。


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貝のマークに導かれながら、大聖堂を目指します。


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そして、大きなスクエアに飛び出すと、大聖堂が目に飛び込んできました。

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祭壇中央に飾られたヤコブの像に、到着した報告と、無事に旅を続けることができた

お礼を言いにゆきます。

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そのあと、町の巡礼事務所に出向き、一人一人、巡礼の証明書をもらいました。

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右が証明書。

左はグループの証明書かな?


翌日、正午から始まる大聖堂でのミサに参加しました。

巡礼をしてこの教会に到着した人たちたちの名前が神父様に読み上げられます。

私たちも呼ばれました。


そして、ミサの途中で、ヤコブの遺骸が収められた銀の棺にお礼をしに、地下へ

おもむき、その後、中央祭壇にまつられたヤコブの像に、後ろ側から抱きついて、

私は額をそっと押し当てました。


ヤコブの像に抱き着いてキスをするというのは、巡礼者の通過儀礼的なもので、

到着日はものすごい列ができていたので、ミサの最中、非礼だったかもですが、

聖ヤコブに挨拶をしにゆきました。

やっぱりそれをしないと、宿題忘れのようで帰れないような気持だったので、ちょっと

ホッとしました。


ミサの後、時にはボダフメイロというロープで吊るされた大香炉を振る、有名な儀式?

もあるのですが、この日は行われずでした・・・。

巡礼者たちは何日も何ヵ月もかけて歩き続けてこの地に辿り着きます。

お風呂にも入らずの人が大聖堂に次々に訪れ、すごい異臭だったといいます。

その為に、右に左に香炉を振るのだとのことですが、真意は、人々の浄化という

事なのではないかと思います。


ま、私らは臭くなかったのか、はたまた既に浄化されてるのか・・・、教会一番の

見せ場であるボダフメイロが見れなかったのは、ちょっと心残りでした・・・。