2コインで健康ウォーク@日笠山&竜山 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

2コイン&月イチ辰の付く山シリーズ3回目ということで、兵庫県高砂市のお山に行って

きました。


今日のメンバーは春休みということで、とらちん&とら息子クン、そして、山岳会の同期

だったYみさんです。

Yみさんは、私にとっては初めての北ア残雪期や、その後の厳冬期北アでの聞くも涙、

語るも涙の強烈な経験を共にした山仲間です。


2人とも山岳会をやめ、会わなくなって20年以上経っていましたが、時々メールでやりとり

をして、細々と繋がっているという関係でした。でもまさか、また一緒に登る日が来るとは、

夢にも思わなかったので、今回参加してくださって、とっても嬉しかったです。切れかけて

いたご縁を、山が繋いでくれました。


アバンティ・クライミングスクール大阪

日笠山直下より、山ダム(山のマダム)、山ンマ(山ママ)と山ボーイ。


Yみさんと山に行っていた頃、私は卒業まなしの甘チャンで、大人なYみさんとは

ずいぶんと隔たりを感じていましたが、さすがにこの年になると、とらちんも含め、

皆、同年代という意識になって、価値観や話題もあうようになり、歩いてる時間より

話してる時間の方が長かったような・・・笑

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山ボーイ、結構やんちゃです!


最近の子は、アカン、とか、危ない、とか否定の言葉いっぱいで育ってるから、山に

入っても結構、子供本来の無邪気さが出にくかったりしますが、とらちんちの息子クンは

山に入ると水を得た魚のように、のびのびと遊んでいます。

健脚だし、強いし、方向感覚なども優れてて、本当に先が楽しみです。

はよ、大きなりや~~~(・・・と唾をつけるあゆみさん笑)


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100mに満たない低山ですが、見晴らしの良い快適な稜線歩きで、なかなかよろしい!

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途中、ランチタイム。

本日は・・・、


・試行錯誤の上、成功しなかったイタリアで買ってきたイカ墨パスタ

・モッツァレラチーズをトッピングしたサラダにバルザミコ酢のドレッシングをかけて

・蒸し鶏ときゅうり、もやし 東洋ナッツのアーモンドペースト入り棒棒鶏ソース

・ドラッグストアで買ったスペイン製の、イタリアンピザトースト (なんじゃそれ?)

・イチゴのコンポート、ヨーグルトと生クリームのソース添え

・とらちん持参のチーズコッペパン

・紅茶&カフェラテ


今回は、ランチプレートとクロスを持って行ったので、なかなかの雰囲気となり、

通りすがりのハイカーグループに羨ましがられたりなんかしましたが・・・、

肝心のパスタのお味の方は・・・(泣)

棒棒鶏は大正解! いつも使ってる練りごまをアーモンドペーストに変えてソースを

作りましたが、うまうまでした。


ランチ後、山の東側へ下山して、いったん、国道沿いに1時間ほどせっせか歩き、

干支の山、竜山に移動。

とらちん息子クン、山にはめっぽう強いけど、町に出たら途端にテンション下げ下げ・・・。

コンビニでアイス買ってご機嫌取り(笑)


竜山の西側にある賀茂神社よりハイキング開始。


竜山一帯は、石切り場となっていて、切り立った崖が遠くからでも確認できます。

竜山石として有名だそうで、古墳時代の石棺に始まり、五輪塔や宝篋印塔、姫路城の

石垣、旧造幣局、住友銀行、京都ホテル、大原美術館の礎石などなど、それぞれの

時代に活用されてきたとのことでした。


北側からのルートはその切り出した崖の上の稜線歩きでちょっとスリリングらしいですが、

今回は遠回りになるのでいかず。


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竜山の観涛處(かんとうしょ=波が見える場所)

標高50mほどの高さですが、穏やかな瀬戸内の景色が広がります。

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標高92mの山で、辰の付く山登山を思いつかなければ、知ることもなかったであろう

地元の人しか知らないような山でしたが、見晴らしは良いし、古墳などもあり、見どころは

思った以上に多いです。

竜の付く山が高砂にあるということを知り、国土地理院の地図で初めてみたときは、

マニアしか入らない藪山を想像していました。

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正面は伊保山。白く見えているのは、斜面を切り出し、岩が向き出ているため。

この山麓には、石の宝殿があります。同じ名のJRの駅もあります。

この宝殿は日本三大石の宝殿の一つだそうです。

近くにはゴリラの横顔に見える「ゴリラ岩」なんかもあるそうで、今度また行ってみたいです。


左奥のなだらかな稜線は、午前中に歩いた日笠山。

山頂からは、北側に高御位山がかっこよく見えています。

http://ameblo.jp/avante-ryuayu/day-20101116.html

↑ 2010年11月 晴れ女さんと高御位山

伊保山の右肩に延びる稜線は、高御位山に続きます。


標高が標高だけに、あまり期待していなかった山ですが、思いのほか素晴らしく、

この程度の山でも家の近くにあったらなぁ、とちょっと羨ましく感じながら、山陽伊保駅へ。

これから、そろばん塾のお坊ちゃま、遊び疲れて車内でうたた寝・・・。

現代社会を生きるのは、登山よりしんどいのう。。。

現代っ子にエールを送りつつ、バブルの申し子3マダム、介護や独居老人の話を

しながら、帰途に・・・。

車内からは、春の海がキラキラと光って見えていました。