関西100名山のひとつでもあるポンポン山に行ってきました。
山頂直下の福寿草群生地を楽しみに歩き始めたら、いきなり、登山口の善峰寺前で・・・。
まだまだ色味のない寒空の門前に、やわらかい太陽の日を浴びて堂々と咲き誇っています。
梅はやっとつぼみが膨らんできたところというのに、なんという潔い咲きっぷり!!
ええぇ~~~っ!!マジ???・・・(笑)
東海自然歩道を離れると、クマ出没注意の看板だけでなく・・・、笑かしてくれました。
小川沿いの歩きやすい道を抜けると、尾根に飛び出します。
30分ほどで678.9mと並びの数字のポンポン山へ!
山頂写真、うまく撮れていなくって、私の写真で失礼しますです。
軽く腹ごしらえをした後、北側の尾根をリョウブの丘へ。
ちょうどよい時期に来たみたいで、辺り一面、満開でした。
午前中お天気が良かったのでお花も全開、こんなに身近な場所でスプリングエフェメラル
(春の妖精)に会えるだなんて、本当に大感激です。
あの日からちょうど一年経ちます。
長く暗い冬を、冷たい雪の下でずっと耐え忍び、ようやく陽の目を見た福寿草。
そんなつらい時期があったことを微塵も感じさせず、堂々と咲き誇るこの花たちを、
東北の人たちに重ね合わせ、そしてまた、自分もこうありたい、と思いながら・・・。
この群生地は、ボランティアの方々によって、盗掘や野生動物から守られています。
柵がされていて、立ち入りには署名が必要なところが、ちょっと興ざめな感じもしますが、
都会のすぐそばの里山では、いたしかたないかもしれません。
もともと自然には自浄作用があるとはいえ、人の手が入って壊れてしまった自然は、
相当な年月をかけなければ回復できないと聞きます。
福島原発のことなどを考えると、人間の傲慢さから生まれた机上の空論が、大変な
事態を引き起こし、未曾有の被害を与えました。
現代社会に生きる超現代人の私には、文明の可否を問うことも、自給自足を提唱する
勇気もない甘ちょろですが、せめて、山の自然を見つめ、自然の声を聴ける人間で
ありたいです。
ネコノメソウも一緒に咲いていたけれど、こちらは人目をひかず、踏みつけられてた(泣)
まさしく「春の小川」、私の大好きな光景です。
明日はまた寒くなるそうです。
三寒四温、春がやってきた証拠ですね。
春の花の山、たくさん登るぞ!!