ダンナと金毘羅に行ってきました。
9月以来、2ヶ月ぶりに岩を触ります。
一本目は体がぎこちなく、いつも以上に時間がかかりましたが、2本目は、それなりに
感覚が戻ってきました。
私は、ダンナにクライミングを教えてもらいながら、ダンナの教え方にダメ出しをします。
「それなら、こういう風に言ってあげると分かりやすいよ」、とか、
「パワフルな男性と、力のない女性では感覚が違うよ!」、とか・・・。
教える側の視点と、習う側の視点は、往々にして違います。
また、男性女性、背の高さ低さによっても感覚は全く違うので、
同じ説明でも、通じる場合と通じない場合があります。
説明を理解した上で、足りない部分を補う工夫をして、スキルアップしていくものを、
体の条件が違うことで、説明そのものが理解できない場合があり、
そういったことは、体に恵まれているダンナには、なかなか理解しずらい部分です。
今日は、私の虫の居所が悪かったか、それでケンカになってしまいました・・・。
クライミングだけじゃなく、仕事のことでも、私たちはよく言い合いをします。
男と女の視点、クライマーとトレッカーの好みの差、プロガイドとツアーガイドの違い・・・。
一匹狼的なダンナと、協力や協調に重きを置くサラリーマン的な私の違いもあります。
一見、同じ趣味で同じ仕事をしているように思われるでしょうが、
私たち二人の考え方は微妙に違います。
ダンナは、人を連れて行く、ということに責任を感じながら仕事をしています。
私は、参加していただく、というサービス業的な発想でお客さんをお迎えします。
私たちの仕事にはどちらも必要で、要はバランスの問題なのですが、
どこで折り合いをつけるか・・・、それがとても難しいのです・・・。
山行によって、それぞれ違うバランスを求められます。
バランス配分を間違うと、コンプレインの原因になったり、山行そのものに支障が出たりします。
なので、いつも一つ一つを丁寧に考えて、互いの意見をぶつけ合い、山行を進めています。
今日は、2人がうまくかみ合わず、中途半端でやめて山を降りました・・・。
クライミングシューズを脱いで、ホカホカ靴下で下りてくるダンナ。
ちなみに・・・、帰りには仲直りして、らぶらぶで下山していますので、ご心配なく!
ん?本日、のろけデーですみません・・・。