高島屋に買い物に行って、食料品コーナーで台湾産の「凍頂烏龍茶」を見つけました。
私は烏龍茶の中で、この凍頂が一番好きです。
鼻を近づけると爽やかな香りが広がります。
ゆっくりと香りを楽しんだ後、口に含むと少し甘く、それでいてさっぱりとした癖のない味で
本当にまったりとできます。
以前、台湾の玉山(新高山)&雪山(次高山)に行き、高原で作られる凍頂のお茶を
初めて知りました。
台湾は小さな島ですが、中央には標高3000mを超える大山脈が南北に走っていて、実は
日本以上の山国です。台風が台湾で進路を変えるのは、この山脈にぶつかるからです。
3000mを越す山は133座あり(日本は21座27峰)、無名峰を含めると200座を越すとのこと。
その高地で作られた「凍頂」、そのネーミングにも納得です。
台湾は日本の統治下にあったため、日本の文化と台湾先住民の文化が融合されている
部分もあり、海外といっても比較的馴染み易い国です。
玉山は北アルプスのように岩場が特徴で、雪山は南アルプスのように懐が深いことが特徴です。
また日本同様、環太平洋火山地帯にあるため、温泉がいっぱいあります。
食事も日本人の口に合うものが多く、特に、海鮮料理やお刺身はとても美味しいです。
山&温泉&食、山好きの皆さん、日本に近い台湾の登山はいかがでしょうか?
秋摘みの「凍頂四季春」。香り高く、味はさっぱりと爽やかです。
四季春は、凍頂山で作られた青心烏龍茶葉で作られた凍頂とは別の茶葉で、こちらの方が
飲みやすいような気はします。
が、私は玉山を下山して、雪山への移動中に寄ったお茶屋さんで飲んだ、正統派凍頂烏龍茶の
方が、美味しかったような気がします。現地で飲んだからかな・・・。
玉山(3952m)登山中にみかけた「クレマチス(てっせん)」
玉山登山は、避難小屋一泊二日の行程。登山道は整備されており、道に迷うことはありません。
登山には、玉山国家管理局の入山許可&現地ライセンスガイドの同行が必要となります。
4~5月、雪山の山頂直下のカールにはシャクナゲが群生しています。
登山口から小一時間で避難小屋につき一泊。