救助のヘリ墜落・・・ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

夕方、イヤなニュースが飛び込んできた。

奥穂のジャンダルム付近で、遭難者を救助しに行ったヘリが、

岩に尾翼が接触して墜落、炎上しているという・・・。

二重遭難・・・。

ほんの3日前に私たちが通過したルート上での事故。


心配するといけないと思い、さっそく父にメールした。

父からのメールには、

「一人の遭難者を助けるために3人の人が亡くなったんやな・・・。

お前も山に行く時は充分、注意しぃや」

とだけ書かれていた。

父も山をやっていたので、山に行く人の気持ちはよくわかっている。

だから、私たちを批判したメールではなかった。

でも、どれだけ心配をかけているか、そして、

遭難した時にどれだけの人に迷惑をかけるか、を

ふと考えさせられるメールだった。


確かに、山をやらない人から見たら、遭難救助なんて、迷惑な話だろう。

私たちは趣味で山に登る(私たちは仕事ですが・・・)。

けれど、助けに行く方は命をかけた仕事となる。

好きで山に行って遭難した人のために、命をかけて救助してくれる人のことを

いつも忘れないようにしなければいけない。

山に行かない、ということではなく、せめて、事故のないように、

用意は周到に、行動は慎重に、それは徹底して行きたい。

同時に、楽しみ、時に難しいことにも挑戦していく自分でありたい。


京都アバンティ・クライミング・スクール

西側の縦走路から見たジャンダルム

京都アバンティ・クライミング・スクール

東側の縦走路(奥穂の山頂)から見たジャンダルム