クライミング『錫杖岳 前衛フェース 第1ルンゼ本流ルート』 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

錫杖岳 10月25日(土)~26日(日)


京都を3時に集合・出発して新穂に7時過ぎに到着しました。今回は私たちのクライミングパーティー

と家内の西穂高岳登頂パーティーの2隊で行きました。 新穂ロープウェイで別れ、中尾口の駐車

から錫杖沢出合いへ、テント場には既に1張り有り、私たちの他に1パーティー、テント設営後取り付

に向かう。予定は3ルンゼでしたがルンゼに水がかなり垂れていたので、明日登る1ルンゼ本流に

更しました。


◆10月25日(土) 曇り

駐車場(8:00)~錫杖沢テント場(9:30)テント場出発(10:30)~1ルンゼ(11:10)

1ルンゼ本流、 スタート(12:00) ~ 終了(16:30) ★クライミング時間=4時間30分

懸垂下降 開始:(16:40)~終了(18:30)、取り付き地点出発(19:00)~テント場 (20:00)


ブナの紅葉は終わっていました。錫杖岳は既に冬仕度が始まっています。

何時雪が来ても錫杖は準備OKです。


朝あんなに晴れていたのに雲が出始める。スタートと同時に壁にガスがかかり始めました。

ルンゼ内は水が垂れいるのでルートを左の第1フェースルート(1ルンゼ左ルート)に移しまた。

岩はガッチリしていて快適なクラックをクライミング。



最終ピッチ、岩溝を直上してチムニーを登るのですが、直上後ルートを左に行きそこから脆い岩を

いったん直上し2mほど右にトラバース、そこから草付と這い松を持ち一気に登り終了。


無事終了点に3人が揃い記念写真、4時間半のクライミングでした。

『秋の夕日は釣る瓶落とし』懸垂下降を急がないと、


1回目の懸垂下降地点から穂高連峰の山が焼けていました。ロープウェイと西穂山荘が

見えます。多分今頃、西穂パーティーは夕食の時間でしょう。 『腹減ったナ~。』


ヘッドライドの灯りを頼りに、真っ暗な岩の中を9回の懸垂下降でスタート地点に無事到着。
テント場に20時到着、今夜は「おでんさっそくビールで乾杯! 

お疲れ様でした。・・・! 乾杯~ィ・・・! オォーうまい・・・最高!!!

二人とも今日のクライミングに少し興奮気味、おでんとビールで話も弾み最高でした。

明日は3ルンゼです。22時就寝

 ※前衛フェース、岩山の上に薄っすらと雪が積もっているのが見えます。


◆10月26日(日) 雨

5時起床、ポツ、ポツと、テントを叩く音がする。『雨・・・か』 残念ですが仕方なく下山する事に

しました。錫杖岳に雪が積もっていました。8時半過ぎテント撤収、駐車場に10時前に着きました。

西穂隊も25日に西穂高岳に登頂出来ました。朝西穂山荘も薄らと雪が積もっていたようです。

新穂で合流後、平湯で温泉に入り京都に19時無事帰京。