沢登り「三舞谷・大崩壊」 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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沢登り「三舞谷・大崩壊」 7月12日(土) 晴れ 

遡行図:白山書房、昭和55年出版、著者:中庄谷直 「遡行図は1979年4月8日」


◎コースタイム : 

 出合(発)9:20 - 二俣 9:50 - 「小鹿」 10:00 - 30mの滝 11:00 - 20m岩塔 11:20 -

 「大崩壊ロスタイム」 - 15m美しい滝 12:00 - 南西稜 14:40

◎メンバー : Nさん、I さん、


今年の梅雨は例年よりも早く明け連日猛暑日が続き沢登りには絶好の日でした。

スクールではクライミングが主体ですが毎年比良山の沢を7月のこの頃に登りに行っています。

今回は比良山を代表する三舞谷に行きました。

8時半、三舞谷横にある公衆トイレと駐車場に到着。9時過ぎ出発、民家横のコンクリートの右岸をブッシュを掻き分け堰堤に出る。右岸を巻くように堰堤2つ越えると大きくエグリ取られたガレ場を行くがこのガレ場は、現在は階段状に防波ネットで綺麗に補修されている。二俣を左の谷に沢中をジャブジャブと遡行、滝を乗越した瞬間「アッ・・・・。」目と目が合う「小鹿・・・?」大ガレのところから獣の足跡が付いていた。それも真新しい踏み跡が、その正体がこの「小鹿」と言う訳。小鹿は滝から足を滑らして前足を骨折していた。かわいそうだがそのままにして行く。後ろ髪を引かれる思いであったが仕方ない。小鹿さんゴメンね

でも足跡は一頭ではない他にも足跡は上に続いている。多分親鹿かも知れない。


三舞谷最大の30mの大滝が見えて来た。何やらやたらに大きな落石、足元を注意しながら大滝の下に行く。



下段6mを越し大滝を眺める。

遡行図によると上段30m「右岸をハーケンを駆使すれば直登も可能とある。」

私達は直登をパスして左岸を大きく巻く。



尾根から沢を見ると視界が明るいその訳は・・・写真の通り山腹が大きく抉り採られているでわないか、

沢に降りと大崩壊の岩が沢を完全に埋めてしまっている。20mの岩塔までもその岩は散乱している。

30mの大滝の頭まで岩が乗っている。

「大滝を直登しなくてよかった・・・?」「登り終えたと同時に岩を抱いてダイビングかも・・・?」



落石の右岸側を慎重に登るが手元足元が軟弱で非常に怖いクライミング。25m



遡行図より「15mの美しい滝」から大崩落を見る。真上から見ると改めて大崩落の跡が本当に凄い。

この後は大小の幾つかの滝を越えて南西稜に出る。縦走路を坊村へ下る。