主催:京都アバンティ・クライミングスクール
春からのクライミングシーズンを前にして、スクール恒例のセルフレスキュー講習会を、京都北山の金毘羅山で3月23日(日)おこないました。セルフレスキューの会場となったのは通称:MKエリアです。
現地に8時集合と少し早くしました。参加された方の意欲有る取り組みに時間を忘れてしまうほど熱心な講習会となりました。真剣な中にも笑いもあり和気藹々と講習会は終了予定時間を1時間半もオーバーし無事18時前に終了しました。
セルフレスキュー講習会参加者はスクール会員の6人、2人一組になり3パーティーに分かれおこないました。
午前中はロープワーク(ラビットノット)と支点の作り方(ハーケンを打つ)をおこない、午後はリーダーレスキュー(トップの転落)をパーティーごとにおこないました。
§参加者募集『セルフレスキュー講習会』
★3月30日(日) 京都・金毘羅山 AM 8時集合
★費用:一般/1万8千円 会員/1万5千円
資料代・ギア代=テープ・シュルンゲ等
★内容:支点の取り方、救助時のロープワーク、
セカンドレスキュー(セカンドを救出)
搬出作業と方法、その他、
★装備:クライミング一般ギア、今お持ちのギア、
★詳しく事務所まで電話ください。
(事) 075-634-7077 (森中 龍一郎)
(携帯)090-3268-4493
ロープワーク
救助する時の確実な結び方を中心にいおこなう。
ラビットノット、インラインフィギュアエイトノット、
出来上がった支点に懸垂下降で救助・・・・・!!
救助する為の確保支点を各パーティーごとに作ってもらう。支点は適当なリス(岩の割れ目)にハーケンを打ちつける。出来上がった支点にレスキューを想定して懸垂下降して下ってもらいました。今回初めてハーケンを打つ方も居られました。自分の打ったハーケンが信用できないのか懸垂下降するのが “ 怖い ” と、言われる方もいました。
リーダーレスキュー(トップの転落)
セカンドがトップを確保している。
ダブルロープの一方にテンションがかかっている方を固定したところ。
固定後セカンドはテンションのかかっていないロープでプルジック(登行器具)等を使い救助に向かう。
セカンドが転落者(リード)まで上がりその位置で支点を作る。ラビットノットでロープを固定、転落者を確保しプルダウンシステムで下に降ろす。
①T&Hパーティーのプルダウンシステム、
このパーティーも救出者と遭難者との間隔が広い。
②M&Nパーティーのプルダウン
救出者と遭難者との間隔が上手く行っている。
③N&Cパーティーのプルダウンシステム、
救出者と遭難者との間隔が広いようだ。
今後の反省と対策
プルダウンシステムでは救出者と遭難者との間隔が全体に広い。救助にあたっては冷静な判断と慎重な行動にかける。3月30日の講習会はこのへんを注意しておこないます。