夕べ、テレビでマッターホルンが写っていました。マッターホルンの東壁に朝日があたり光輝く瞬間を『アルプスの栄光』と言い、それを見た人は幸せになれるという…。
番組では『アルプスの栄光』を見るため、ツェルマットから山岳鉄道でローテンボーデン駅へ。駅のすぐ近くにはリッフェルゼーと言う湖があり、ここはマッターホルンが逆さまに湖面に映る『逆さマッターホルン』で有名ですが、ロケは雪の付き具合いからして恐らく１０～１１月、湖は凍って番組では映りませんでした。
アルプスの栄光を見るのは、この湖の向こうに構えるリッフェルホルンの上。ホルンとは角を意味し、主に先が尖っている岩峰に名付けられます。この山は、マッターホルンに登る前にトレーニングをする岩山として有名です。
山には無縁の、どちらかと言えば原宿の方が似合う可愛い女の子２人が、ガイドとアンザイレンし岩場を登ります。普通の斜面すらズルズルと滑りおぼつかない足取りながら、彼女たちの頑張りとガイドさんのフォローで雪のついた岩場を登っていました。
結局、時間切れで山頂でアルプスの栄光を見ることは出来なかったけど、それ以上の何かを感じて下山したんじゃないでしょうか。
写真は今年６月、ダンナと２人でヘルンリ小屋に向かう途中の写真です。山の左側が東壁、『アルプスの栄光』はこの面が黄金色に輝きます。右側が有名な北壁です。この壁を日本人で初めて登った人(芳野満彦)が作った会社で、私はツアーリーダーをしています、実は…。