オフラ・ハザの「デザート・ウィンド」と「キリヤ」 , ポンバシマップ No.019 | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
6月14日(土)くもり晴れ



みなさま
ごまークマ



またブログの更新率が低下しております。2週間振りとなります。
相変わらず日々仕事がしんどい上にバンドの曲の仕込みに追われておりまして…(←言い訳ガーン


久々なので何を書いたらよいのか悩みますが、どうせドーデモイイことなのでいつも通りに書きます。
まずはドーデモイイ近況報告(?)です。




日本橋総合案内所でポンバシマップの最新号を貰ってきました。
以下、私の興味のある部分だけ紹介します。


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ポンバシマップ No.19(Jun.2014)です。



●日本橋のメイドさんのコーナー

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SweetTeaseのまいあさんです。
今年度ミスポンバシ(メイドコンテスト)のグランプリに輝いたメイドさんです。

そう、SweetTeaseといえばアンティーク感いっぱいのロングドレスのメイド服でおなじみのお店です。
(行ったことないけどっ。)


参考動画↓


まいあさんは空手をやっていたそうで「格闘派なメイド」とのこと。



メイドパレードは2:00あたりからご覧下さい。
先頭のお二人がミスポンバシのグランプリと準グランプリを獲得したSweetTeaseのメイドさんです。
格調高いロングドレスは、後続のちゃらちゃらしたものと明らかに一線を画しています。




●単体戦隊☆恋レンジャー誕生の物語

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オタロードのグランドクロスのマンホールの下に巨大な地下研究所があるそうで…
RENさんはそこで誕生したそうです。



因みにグランドクロスはここです↓

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それはオタロードとメイド通り(今は誰も「メイド通り」なんて呼ばないが…)が交差する十字路。
ロバート・ジョンソンが悪魔に魂を売り、引き換えにギターテクを手に入れた伝説の場所です。(ウソ)



ポンバシマップ最新号は、でんでんタウンにある日本橋総合案内所で配布中です。
興味ある方はもらいに行こう!

http://www.denden-town.or.jp/annaisyo.html





今日はブックオフへ、オフラ・ハザのCDを買いに行きました。

2週間前に280円コーナーでオフラ・ハザを2タイトル見掛けて、1枚は買ったのですが…
今日行ってみたら、もう1枚も無事に売れずにありました。ヨカッタヨカッタ◎

因みにどちらも国内盤でオビ付き美品!それが280円という手頃な価格でした!
ありがとうございます。(←ブックオフにではなく買い取りに出した人に対して)



帰りにスズメの公園近くの激安自販機で飲み物を購入。

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「これを選ぶのが常識」だそうなので、これを購入。


そしてスズメの公園(もちろん夜でスズメはいない)へ行って…
携帯(ガラケー)のカメラで撮影↓

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暗くてよく分からない写真が撮れました。
(こんなことばかりやってていいのでしょうか?)

オフラ・ハザの『キリヤ』(1992)です。

一緒に山形由美さんの1988年のアルバム『mistral』も買いました。
山形由美さん、なんだか懐かしいです。当時は美人フルート奏者として人気を博していました。
千寿製薬提供のTV番組(たぶんテレビ大阪)にサックス奏者の古谷充さんと出演してましたが…
番組名を失念してしまいました。ご存知の方、教えて下さい!





さて、今日はオフラ・ハザを紹介します。


オフラはイスラエル出身のイエメン系ユダヤ人です。1957年生まれ。プロの歌手だった母からイエメンのトラッド・ソングを学び、12歳で劇団に入団し人前で歌うようになります。18歳でレコード・デビュー、80年代後半のワールドミュージック・ブームの頃には牽引的な存在となり、その人気と地位を不動のものにしています。

実は恥ずかしいことに私(かつてCD店のワールドミュージック担当だったのに)、オフラ・ハザを聴くのは今回が初めてなんです。「イスラエル」「ユダヤ人」とくれば私はすぐさまクレズマーを連想するのですが、彼女の音楽はクレズマーとは随分と違いますね。

イスラエルはさまざまの国からのユダヤ人を受け入れてきた国であり、それはロシア系、ポーランド系、ドイツ系、アメリカ系…と様々なユダヤ人が100ヶ国以上から移住してきています。よって同じユダヤ人の音楽であっても、アラビア系ユダヤ人のイエメンの音楽と、東ヨーロッパ系ユダヤ人であるアシュケナージのクレズマーとでは、随分と違う訳です。



まずは先に買った1枚、1989年リリースの『デザート・ウィンド』の紹介です。プロデューサーとしてアリフ・マーディンとトーマス・ドルビーの参加が目を引きます。

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CDオフラ・ハザ 『デザート・ウィンド』


アリフ・マーディンは60年代から主にジャズのアーティストのプロデュースを手掛け、以降はアレサ・フランクリンを皮切りにラスカルズ、チャカ・カーン、カルチャー・クラブ、そしてノラ・ジョーンズまで、ジャンルを超えて数多くのヒットを生み出した巨匠プロデューサーでした(2006年没)。

そしてトーマス・ドルビーといえば、エイティーズ世代なら「ハイパー・アクティブ!」のビデオクリップが強烈に記憶に残っているかと思います。80年代を代表するシンセ使いです。



懐かしーっ! 30年振りぐらいに見ました。


話を戻します。全11曲中、トーマス・ドルビーのプロデュースは2曲のみ。5曲をアリフ・マーディン、4曲をオフラと彼女のマネージャーでもあるベザレル・アローニとでプロデュースしています。

トーマスとアリフは、オフラの従来のスタイルを壊すことなく革新的な作品に仕上げています。イエメンの伝統的なエスニック・サウンドに上手くダンス・ビートを取り入れ、それは今となっては目新しくないかも知れませんが当時は斬新だったことかと思います。



トーマス・ドルビーのプロデュースによる曲「タウ・シ」。





そして今日買ったのが、1992年リリースの『キリヤ』です。『デザート・ウィンド』の次にリリースされたアルバムであり、通算22枚目となります。

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CDオフラ・ハザ 『キリヤ』


因みに前作との間には大きな歴史的事件がありました。そうです、湾岸戦争です。結局イスラエルの参戦はなかったものの、イラクはイスラエルへ挑発のミサイルを打ち込む等、非常に緊迫していたことを昨日のことのように思い出します。ちょうど私が大学を中退した頃で(←ドーデモイイ)、よく覚えています。

ところで下の写真は私の迷彩パンツ・コレクションからの2本のカーゴパンツです。

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両方ともアメリカ軍のデザート・カモフラージュです。左の迷彩パターンが湾岸戦争でメインで使われたものです。当時テレビニュースで連日のように目にしていた迷彩です。しかし、この戦争で実際には迷彩効果が低いことが判明したため廃止になりました。以降は改良された右のパターンが使用されるようになり、2003年のイラク戦争でもメインで使用されました。連日のようにテレビで目にして記憶に残っている方も多いかも知れませんね。

ここまで嬉しがって書くと私がミリタリー愛好家だと思われそうですが、単にハードコア・パンクが好きなのと、ジョン・ゾーンのミーハーから迷彩パンツを履くようになり、色々な柄を集めるようになっただけです。前述のようなことは、あとから興味で調べました。Google画像検索で「イラク戦争」と打ち込めば、惨たらしい写真の数々に戦慄を覚え、迷彩パンツもあまり気軽に履けるものではありません。

以上、おもいっきり余談でした。オフラ・ハザと全く関係なくてすみません。話を戻します。


今回プロデューサーには、ストーンズからジョン・メイヤーまで手掛ける大物プロデューサーであり、今やブルーノート(レーベル)の社長としても有名な、Was(Not Was)のドン・ウォズを起用。シンセ主体の前作とは違い、ブズーキやヴァイオリン、アコーディオン、タブラ、サックス等の生楽器を中心とした演奏です。曲によってはダンス・ビートを取り入れてはいますが、アルバム全体の印象は随分とアコースティックになりました。私はこちらの方が好みです。

また前作と異なる点としては、トラディショナル曲が3曲収録されています。その3曲がイエメンのトラッドなのかどうかは生憎勉強不足のため分かりませんが…タブラのリズムやヴァイオリンのメロディーにアラブっぽさを感じるものの、やはりシンセも活躍しているので随分とコンテンポラリーな音になってますけどね。

3曲目「ダウ・ダ・ヒヤ(DAW DA HIYA)」では、ナレーションでなんとイギー・ポップが参加しています。これは間違いなくドン・ウォズの人脈によるものでしょう。ちょうどこの頃、ドンはイギーのアルバム『ブリック・バイ・ブリック』(1990)をプロデュースしましたしね。








今回のブックオフ280円コーナーで買った2枚のアルバムで、今更ながらすっかりオフラ・ハザのファンになってしまいました。ありがとうございます。(←ブックオフにではなく買い取りに出した人に対して)

今後少しずつでもいいから他のアルバムもどんどん聴いていきたいのですが…

彼女は2000年に42歳の若さで他界しております。死因はウィキペディアでは「エイズによる合併症のため」となっており当時の報道でもそうでしたが、公式には否定されているようで謎に包まれています。死因はともかく、今となってはもう残された作品を聴くしかありません。

次はどのアルバムを買おうかな。ワールドワイドにその名を知らしめた作品『イエメン・ソングス』(1987)が今一番気になります。買うならやっぱり国内盤のオビ付きを探そう。(←勝手にしなさいっ!)




うーん、ナルホドーカエル
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ポンバシマップを熟読中のカエルさん。


まー。






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