アルトのマウスピース“アジャストトーン”を購入 (梅津和時「エクレクティシズム」) | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
5月10日(土)晴れ



みなさま
ごまークマ



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手袋が緊張感の漂う状態で落ちていました。
これは一体どういうことでしょう?

ここは道路の真ん中です。
車やバイクがビュンビュン走っています。

まだ時間の経っていなさそうな手袋が実に生々しいです。



いつもどうでもいいことを書いてすみません。
どうでもいいことがさらに続きます。




先日はスズメタイムに、久々におやつを食べました。
スズメにエサをあげながらおやつを食べるのは至福のひと時です。


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食べさしの写真ですみません。
コンビニで買ったシュガーデニッシュです。


シュガーデニッシュを細かくちぎってスズメ達にあげてみました。
極力シュガーのかかっていない部分を選ってあげてたのですが、意外とシュガーのかかった部分も好評で美味しそうに食べてくれました。

しかし、体の小さいスズメが人間の食べ物であるシュガーデニッシュを食べて大丈夫なのでしょうか。
糖分の摂りすぎで、消費されないブドウ糖が中性脂肪として蓄積され、肥満になるかも知れません。
さらには高血圧や高中性脂肪血症、糖尿病などの生活習慣病に発展する恐れもあります。

そのようなことを考えていたら私はスズメの命を縮めているのではないか?と怖くなってきました。
よって直ちにシュガーデニッシュをあげるのを中断して、お米に戻しました。





どうでもいいことばかり書いてすみません。今日書きたかったことはこんなことではありません。
もっとどうでもいいことかも知れませんが、実はおとといアルトのマウスピースを買いましてん。

ぱんぱかぱーんクラッカー
↓↓↓



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箱の写真かいな。

可変式バッフルのアジャストトーンです。


以前から1本は欲しいと思っていたマウスピースです。
というのも私が日本で一番好きなサックス奏者、梅津和時さんの使用でおなじみのマッピだからです。

NU茶屋町のイシバシ楽器で中古が入荷してたので、しかも激安の6480円だったので…
モッチロ~ン!喜んで購入ガーン


実は最初に見つけた時には、開きが6番で私にはちょっと狭いので買うつもりはなかったんです。
けど、梅津さんも確か6番だったような気が…

アジャストトーンの6番の開きは2mmなので、狭いといっても十分使えます。
それに6480円は安い!しかもほとんど未使用っぽくて超美品。

これは買わない手はないっ!
買わないと絶対に後悔する!


ということで2日後に買いに行きました。
売れなくて本当にヨカッタヨカッタ。


ここで一先ず、梅津さんの動画を↓


梅津さんの音色はいつだって強烈。
また東欧ジプシー音楽とかクレズマーをやりたいなぁ…(←メン募or加入希望!)


サックス奏者には一貫してずっと同じマウスピースを使っている人と、常にコロコロ替える人がいます。
梅津さんは昔からアジャストトーンですね。

他にアジャストトーンを使っていた人といえばオーネット・コールマン、テナーならトム・スコット…
私はこれぐらいしか知りません。他にもご存知な方は是非教えて下さい。



アジャストトーンを吹くオーネットの動画↓






アジャストトーンの特徴といえば可変式バッフルです。
上に付いているスイッチをスライドさせることで内部のバッフルが前後に移動します。


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ハイバッフル状態(左)とローバッフル状態(右)↓

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こんなに段があって鳴るのか?ってカンジですが…

左はメタルに迫るほどの鋭くて明るい音、右だと柔らかくて丸みのある音になります。
もちろんその中間を自在に調節できます。

上の動画でも分かるように梅津さんはほとんどハイバッフルで使用しています。
オーネットはローバッフルのようですね。
私はモッチロ~ン!ハイバッフルで使用します。



実際に吹いてみた感想ですが…

以前私が愛用していたヴァンドレンJUMBO JAVAの方が吹きやすいです。
まぁ慣れの問題だと思いますが、低音とフラジオはJUMBO JAVAの方が難無く鳴らせます。
このアジャストトーンは特に低音で息の音が目立ちます。フラジオもB以上になると練習が必要です。

息の音が目立つのは、やはり可変バッフルの段差や隙間のせいでしょうか?
逆にこの息の流れの乱れ(と思われる)による雑味がサウンドの個性として活かせるかも知れません。
買ってまだ十分には吹けてないので、今度スタジオへ行って存分に吹いてみます。




私のお気に入りの梅津さんのアルバムです↓


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CD梅津和時 『エクレクティシズム』


梅津和時さんといえば、多くの方は元RCサクセションのサックス奏者としてご存知なのではないでしょうか。その実、70年代半ばから原田依幸さんとの集団疎開や生活向上委員会、80年代にはドクトル梅津バンド(DUB)等で、主に日本フリージャズのシーンで活躍してきたサックス奏者です。

また90年代に入ると日本初(恐らく)のクレズマー・バンド、ベツニ・ナンモ・クレズマーを結成。2000年頃からはベツニ・ナンモ~の縮小版こまっちゃクレズマや、プログレッシブでパンキッシュなジャズ・ユニットのKIKI BANDでの活動が主なところです。しかしそれら以外にもジャンルを越境して数え切れないほど多くのセッションをこなしています。イアン・デューリーのブロック・ヘッズのメンバーとしてもツアーに参加したりと、そのフットワークの軽さには驚きです。

さて、本アルバムは1992年10月、ニッティングファクトリーでのライブ盤です。梅津さん以下のメンバーは、当時のニューヨーク・ダウンタウン・シーンでおなじみのミュージシャン達ばかり。マーク・リボー(g)、カーティス・フォルクス(tb)、ブラッド・ジョーンズ(b)、ダギー・ボウン(ds)、サム・ベネット(per)。

この顔触れからも分かるとおり、ラウンジ・リザーズっぽいサウンドともいえます。マーク・リボー、カーティス・フォルクス、ダギー・ボウンの3人はラウンジ・リザーズのメンバーでしたからね。ただし大暴れの梅津さんのサックスはジョン・ルーリーのようなクールさはありません。よって若干ジョン・ゾーンのネイキッド・シティーっぽい雰囲気も漂っています。

ニューヨーク前衛シーンの著名ミュージシャンばかりが集結した、前衛のメッカのニッティングでのライブではありますが、決して難解なインプロではなくきちんと作曲された曲をやっています。のちの こまっちゃクレズマでも再演される「Western Picaro」も収録。このウエスタン調の他、ヨナ抜き音階の沖縄音楽風、ジェイムス・チャンスのコントーションズばりの疾走感&ファンキーな曲、そして目まぐるしい展開のネイキッド・シティー風…etc.まさにエクレクティシズム(折衷主義)な作品です。



YouTubeを探しましたが、本アルバムの音源は見つかりませんでした。
代わりに全くの別物ですがサム・ベネットとのトリオ・ユニット、サード・パーソンを貼ります↓


サード・パーソンって今もやってるんですね! ビッキリ知らなんだ。

こちらのユニットはほぼインプロですね。梅津さんとサムによるトリオですが、3人目(サード・パーソン)には毎回ゲストを迎えるというのがコンセプトのユニットです。この時のサード・パーソンは名古屋を拠点に活動し、エリオット・シャープとも交友の深い即興ギタリスト臼井康浩さんが参加。

因みに臼井さんは、こまっちゃクレズマの多田葉子さん(SAX)と関島岳郎さん(tuba)とでOKIDOKIというユニットでも活動(2005年にはCDアルバムもリリース)しています。インプロ好きの方、臼井さんお薦めですよ。


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CDOKIDOKI 『Don't walk on the cat side』






【おまけ】



子供達にヘンな「夕焼け小焼け」を聴かせる梅津さん。
ほっこりさせられるいい動画ですね。


まー。






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