死にたがりのリアリティ -7ページ目

死にたがりのリアリティ

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彼女は弱い人間だった。

彼女は自殺した人は美化されると言っていた。

彼氏がいなきゃ生きていけないし、生じゃなきゃ繋がれないと言っていた。

彼氏の中に自殺した元カノがまだいるのが嫌だとも。

彼女は世界が汚いことも人間が汚いことも生きていくことが苦しいことも知っていた。

でも生きていた。
そして死んだ。

多分堪えられなくなったんだと思う。
愛しても愛しても自分は二番目だから。

自殺って聞いた時ああやっぱりと思った。

事故も病気も彼女には似合わない。

多分彼女は永遠になりたかったんだろう。自殺して美化された元カノのように。

自分も自分が愛した男の中に居続けられるように。

彼女は弱い人間だった。

そしてワタシが知る限りで誰よりも美しい人間だった。

もう思い出すことはないだろう。




1月に二個上の兄貴が遺書残して失踪した。

今日、仲が良かったアルバイトが自殺した。


何も感じないんだよ。

悲しいとか何でとか怒りとか、何もないんだ。

そんなことよりもうすぐJUMP発売するなーとか明日休みなのに女子会ダルいなとかそんなんばっか。

死んだ人間より悲しめない自分を心配してる。

混乱してるのかしら。
静かにパニック起こしてるのかしら。
無かったことにしてるのかしら。

そんなんじゃない。

今日のことなのに過去のことになってるんだよ。
風化してるんだ。今、この瞬間も。


もうちょっとしたらJUMP買いに行って読んでクロノトリガーやって寝て、いつも通り。




大好きとか愛してるとか意味もなく使われすぎて価値がない。

価値がない言葉の代わりに何を使おうか。

どんな言葉で想いを現せば伝わるのか。



多分きっと一生わからない。

価値がないって言うワタシには。