『チャイルド・コール』映画鑑賞。ノルウェー。オスロ。主人公は元夫のDVから逃れるため8歳の息子とともに、保護監視プログラムによって郊外のアパートに暮らし始めた。元夫にはこの場所に自分がいることが知られていないとは言われたものの、元夫が来るのではないかと怯える主人公は、音声監視モニターを購入し、自分と息子の寝室をつなぐ。息子の寝室で何か不穏な物音がすればすぐわかように。ある日、モニターから子どもの悲鳴が聞こえてくる。以来、主人公の身の回りで奇妙かつ奇怪な出来事が次々と起こることになるのだが。妄想と現実の境が不明瞭なまま思わぬラストに向かう、戦慄のサイコスリラー。観る者の想像力を喚起させる力作。お薦め。
