『あと1センチの恋』映画鑑賞。主人公の男と女は幼馴染み。子供の頃から仲が良く、ふたりでいる時が一番楽しい。恋愛感情があるかと言えば、あるような無いような。意識的にはそんな感情は無いと思っている二人だが、互いにガールフレンドやボーイフレンドができると、なんだか複雑な感情が沸き起こってくる。そんなふたりだが、男はハーバード大学に合格し医者を目指し、女はボストン大学に合格しホテル経営学を学び父のホテルを継ぐつもりになっていた。そんな矢先、女は他の男の子供を妊娠してしまう。悩む女だが、生まれた子は里子に出すつもりで、学問や今後の自分のキャリアを優先して考え、男には何も知らせないまま自分は自分の人生を歩むことにした。その後、それぞれの人生を歩むことになる主人公ふたり。また女の同級生はファッションモデルとして大活躍している。とてもテンポよく話は進むのだが。
はたして今の人生で良かったのか、他にも選択肢はたくさんあったはずなのに、今の生活はティーンエイジャーの頃に思い描いていたのとはずいぶん違う。しかし、どうあがいても我々は今の人生をただひたすらに生きるしかない。
ラスト間際の妙なオチ。秀逸なラスト。お薦め。