『シークレット・ロード』映画鑑賞 | うさぎくんのお薦め映画ブログ

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『シークレット・ロード』映画鑑賞。冒頭、主人公は高齢の男性(自分の父親?)の食事介助をしている。飲ませてはいけない炭酸飲料水飲ませようとし、そこ(老人ホーム?病院?)のナースor職員にたしなめられている。主人公は有能な銀行員。他所で支店長になって欲しいとの公式の依頼があるほどだ。ある夜、主人公はある男娼に軽く車をぶつけてしまう。軽い事故だ。悪意はない。相手は気にもしていない。また主人公には男性との性交渉をするつもりでぶつけたわけでは当然ない。単なる親切で、成り行き上、あるモーテルに行くことになる。男娼と話をする。主人公は半年前に母親を亡くしている。「大切な人の死を受け入れるのは難しい」と。性的な行為はないものの、どこか繋がるものを感じる両者。連夜、その男娼と会い、話をする、あるいは話を聴いてもらう主人公。性的な接触は全くない。そんなある夜、主人公はその男娼をアパートまで送るが、男娼の元締めらしき人物がその男娼に屈辱的な言葉で口汚く罵りながら暴力を振るい、今日稼いだ金をよこすよう要求しているのを目撃する。見るに見かねて思わずその男に近づく主人公だが、しかし、逆に酷い目に遭わされてしまう。男娼などではなく、まともな仕事を紹介したいと思う主人公。そして後日、おそらく認知症と思われる父親に、ある告白(独白に近い)をするのだが。
この後、いくつかの展開があるのだが後半の展開で私は、思わず涙が出た。

この映画の主人公は名優である故ロビン・ウィリアムズである。ロビン・ウィリアムズは縊死した。数か月もの間、鬱状態にあり、アルコール依存症とも言われていたが、関連は不明。本作品は遺作となる。初期のパーキンソン病及び、レビー小体型認知症であったとも伝えらえ罹患が自死の一因になったと説明されているが、ロビンの娘は「憶測では原因を語れない」と断定しない立場を取っている。