『複製された男』映画鑑賞 | うさぎくんのお薦め映画ブログ

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『複製された男』映画鑑賞。主人公は大学で歴史の教鞭を執っている。独身。ある日ふと見たDVDに自分そっくりの人物が出ているのを知る。他人の空似というには余りに似すぎている。自分自身だといってもいいくらいだ。もちろん主人公は映画に出たことなどない。調べてみるとこの男は確かに数本の作品に出演している役者であることがわかる。役者には妻がおり、妻は妊娠している。妻も自分の夫と姿形はもちろん声まで同じ人物がいることに驚く。主人公はこの役者と連絡を取り、ホテルの1室で会う。目の前に自分そっくりの人物がいることに互いに目を見張る。主人公、役者、役者の妻。この3人がストーリーの中心となるが、先読みが困難な展開となる。ラストも唐突で、私は椅子から転げ落ちるかと思うほど驚いた。かなりトリッキーかつサスペンスフルな作品。監督は「二度三度と見て欲しい」といっているそうだが、確かに一度観ただけではよくわからないかもしれない。面白いが、かなり異色の映画と言ってよい。個人的にはすごく好きな映画。