『誰かが見ている』映画鑑賞

『誰かが見ている』映画鑑賞。姉の家に、何の連絡もなく有力な政治家である弟が側近と数人の護衛を連れてやってくる。ある人物とここで会うらしいが、姉にも会わせたく無く、姉はホテルにしばらくいて欲しいと言われる。弟は48歳と若いが次期首相候補と目されている。弟は誰と会おうとしているのか。何故、人目を忍んで姉の家で会うのか。次から次と様々な出来事やトラブルが起こり、事情がわからないままストーリーは進行し、そして、徐々に物語の全貌が見え始めてくる。周到に作りこまれた脚本は、冒頭から意外さと緊張感を一瞬たりとも失うことはない。 最後までどうなるか展開が読めずスリリングさに溢れ、ラストのシーンも余韻がある。見応えのある、スペイン発のサスペンス映画の秀作である。お薦め。

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