『グライド・イン・ブルー』映画鑑 | うさぎくんのお薦め映画ブログ

うさぎくんのお薦め映画ブログ

ネタバレなしでお薦めの映画を紹介しています。


『グライド・イン・ブルー』映画鑑賞。主人公は白バイ警官。荒野の砂漠で違反車を時々取り締まるだけの毎日である。こんな日々には飽き飽きしており、殺人課への異動を申し出ているが、許可されない毎日にうんざりしている。そんなある日、町に自殺か他殺かわからない事件が起こる。自殺にしては不自然な点が多く、他殺の可能性が高い。自らの存在価値をここぞとばかりに刑事に披露しようとする主人公なのだが。この映画は決してハッピーエンドでは無い。かといって鬱エンドというのも気が引ける。人生におけるどの時点でのあらゆる選択は、要するに、どんな選択であっても良いとも悪いとも限らないということを意味しているのかもしれない。爽快感、カタルシスはまるでないが、なかなか趣深い作品として紹介したい。お薦め。