『家族の庭』映画鑑賞

『家族の庭』映画鑑賞。私は今年に入って今日まで122本の映画を観てきた。しかしこの映画ほど秀逸な脚本、かつ全く救いのない映画は、ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアvol1/vol2』以外に無い。

格差や幸不幸、そして差別の本質についてこの『家族の庭』ほど赤裸にさらけ出し、残酷に絶望的に描いた作品は俄かには思い出せない。心温まる感動作などでは決して無いので、「お薦め」とは書きにくいが、そこまで言われたら逆に観てみたいというなら止めません。

この映画のキャッチコピー「ここに集まると、喜びは倍に悲しみは半分になる」、は全くのデタラメなので信用しないように。全然そんな内容ではありません。

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